ディズニーランド・パリ(Disneyland Paris )に併設されたショッピングセンター、ディズニー・ヴィレッジ(Disney Village)。リゾートの周りに飲食店は皆無なので、ディズニー系列のホテル滞在者は、ホテル内のレストランか、ディズニー・ヴィレッジ内のレストランを頼ることになります。
どのレストランも軒先にメニューを掲示しており、一軒一軒丁寧に吟味していくのですが、当店が最もアメリカ色が薄くヨーロッパの風を感じられたので入店。我々はフランスに来たのである。木造の体育館のような店内。「予約アリの方」「予約ナシの方」と入店時の列が別れていたので、週末ともなると予約を入れておいたほうが良いのかもしれません。公用語は英語であり、私が接した店員の全員が流暢な英語を操り、私がフランス語を使うとめちゃくちゃ驚かれるという、変な意味で異国情緒のあるお店です。
こちらはバーコーナー。ちょうどFIFAワールドカップが開催されていたので、若者たちはビール片手に試合を観戦。ディズニーランドに来てまでサッカーを観るとは心の余裕を感じます。
先程はヨーロッパの風と書きましたが、おそらくドイツ色の強いお店なのでしょう。17〜19時はハッピーアワーであり、飲み物が2割程度安くなります。私はウィートエールを1リットル。10ユーロ弱であったので、テーマパーク施設におけるアルコールとしてはお買い得。小麦の香りとスパイスの風味が感じられる口当たりの良いビールでした。
前菜+メインで25ユーロ程のコースを注文。私の前菜はオニオン・グラタン・スープ。これはちょっとイマイチですね。リヒートが弱く恐ろしくヌルい。他方、調味は成人病になりそうなほど強く、のどが渇いて仕方ありません。
パンは中の下といったところ。まあ、テーマーパークのレストランのそれと思えばこんなもんでしょう。
ストラスブールで食べたものを気に入ったのか、妻はタルト・フランベを注文。1ピース頂きましたが、ベーコンのコクが濃く、ソースも乳の存在感が圧倒的であり、わかりやすく美味しく腹に溜まる一品でした。
メインはローストチキン。しっとりと水分を含んだ焼き具合であり結構美味しいです。ただし味付けが無いに等しく、卓上の塩コショウを用いて自身で調整する必要があります。山ほどのフレンチフライにも味付けはなく、ケチャップとマヨネーズをジャブジャブかけて完食。
お腹いっぱい食べビールを1リットル飲んで4,200円。テーマパークでの食事という意味では安いほうでしょうか。いずれにせよこのあたりでの食事の味には期待ができないので、費用対カロリーを追求するという意味で、悪くないお店です。ハッピーアワーに是非どうぞ。
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