夜はステーキハウスらしく大層立派な金額を請求されるのですが、ランチは1,000円台~。名古屋として最高の立地にしてこの金額はリーズナブルなはずなのですが、60以上ある席数はガラガラ。この客入りだというのに、きちんと予約も入れて行ったのに、出入口すぐ近くの末席に案内されました。ミステリーである。
1,980円のランチセットを注文。サラダとコーヒーがセットで付随します。秒で供されるシーザーサラダ。うーん、これは果たしてシーザーサラダなのでしょうか。ドレッシングこそシーザーサラダ風味ではありますが、レタスがロメインレタスではないし、大量のニンジンや水菜も意図が不明。不味いわけではないのだから、シーザーサラダと言い張る必要なんて無いのにな。ちなみにおかわり無料です。
メインは三河赤鶏の八丁味噌風味ソースです。三河赤鶏と言えば聞こえは良いですが、何てことのない鶏肉でした。肉そのものに深みがなく平板な印象。それをフォローするために八丁味噌風味ソースが添えられるのですが、これまた奥行きがない味わいでピンときません。鶏肉の裏側にあるマッシュポテトはまあまあ美味しかった。
パンかライスを選べたので、今回はライスを。これまた見るからに主体性なく炊いた米であり、ぜんぜん美味しくありません。パンにすれば良かったぽよ。
「200円の追加料金でコーヒーまたは紅茶」と案内されたのですが、私が注文したのはそもそもコーヒー付きのコースであった。1卓しか客がいないというのにこの記憶力はやばたんです。
似たようなコンセプト・価格帯であるのに、はす向かいのROASTERは開店と同時に全席埋めていることを鑑みると、やはり当店のダウトな感じは否めません。名古屋のランチマダムたちの審美眼に間違いは無かった。
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- トゥ・ラ・ジョア/金山 ←名古屋の嫁入り道具のような料理。
- 壺中天/新栄町 ←王道フレンチ名店中の名店。
- マスドラヴァンド(Mas de Lavande)/新栄町 ←フォアグラ料理としてはトップクラスの出来栄え。
- 千亀/栄 ←リーズナブルで直線的。素晴らしい焼き鳥屋さん。
- イル コラッツィエーレ(il corazziere)/高岳 ←全ての料理が芸術的な美しさを湛えており、味も良い。
- ドディチ・マッジョ/久屋大通 ←「日本一こだわり卵」というブランド卵を用いたカルボナーラが絶品。
- ビストロ ダイア/新栄町 ←ランチの前菜盛り合わせが圧巻。
- アンティカ オステリア バーチョ ←堂に入ったトスカーナ料理。
- シクラメンテ(Siculamente)/上前津 ←コース料理は5,000円ポッキリと、この質と量を考えれば抜群の費用対効果。
- トラットリア トペ/新栄町 ←これだけ食べて税サ込3,300円見事な費用対効果。
- うどんの千/伏見 ←讃岐をぶっちぎって日本一好きなうどん。
食通たちが鰻の魅力とこだわりを語り尽くす一冊。よしもとばなな、沢木耕太郎、さくらももこ、椎名誠、村上龍、村上春樹、島田雅彦、五木寛之、遠藤周作、群ようこ、などなど最強の布陣が送るアンソロジー。