めしの助/名駅(名古屋)

名駅から直線距離は遠くないのに、不思議と信号にひっかかるため、徒歩で10分ほどを要します。10:00~15:00のみ営業という変わった海鮮系定食屋。金曜日のみ夜営業があり、また、朝営業も行っていた時期があるそうですが、いずれにせよランチが主戦場です。
この日のランチメニュー。仕入れによって毎日変わるそうで、大人気店であるため品切れも続出。

ちなみにこの日は平日の11時頃にお邪魔しましたが1人5分待ち、お店を出るころには7~8人ほどが列をなしており「ここからだと30~40分待ちです」と、お店の方が案内されていました。
私は1,800円の刺身定食を注文。ランチの定食としては高めの価格設定です。
サラダはシナシナ寄りの葉っぱにドバドバとドレッシングをかけただけであり、いわゆるひとつの定食屋のオマケサラダ味です。
大根の煮物が結構美味しい。清澄で上品な出汁を用いて透き通るように火が通された大根。小鉢という脇役に据え置くには勿体無いレベルの美味しさでした。
主題の刺身たち。12時から時計回りに本マグロ、カツオ、サワラ、サーモン、ブリ、中央はクロダイです。それぞれ2切れづつあり、いずれのカットも厚めであるので結構な食べ応えです。個人的にはクロダイの旨味とブリの弾力がお気に入り。総じて新鮮で美味しい魚です。
ゴハンはおかわり自由。ただし最初の1杯でも結構な量であるため、小食な方は事前に少なめ申告しておいたほうが良いかもしれません。味は普通。
味噌汁が結構旨い。たっぷりのアツアツで、ただの味噌汁と思いきや魚介の風味が強烈です。アラ汁の具が無いバージョンと言ったほうが解かり易いか。これもおかわりOK。
なるほど長い行列に納得の美味しさならびに費用対効果です。お店の方の対応もキビキビとしており、気持ちの良い接客。近所で働いていたならばヘビロテ間違いなしでしょう。郷土色に乏しいので旅行者が時間を割いて行く必要は無いかもしれませんが、生活者にとっては日常の中にキラリと光るヒトコマを演出してくれること間違いなし。次回は海鮮丼を注文してみようと思います。


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