畳敷きの座布団仕様で、毎年訪れる地方の合宿所のような雰囲気。喫煙OKで部屋中がモクモクと煙っているので、嫌煙家には厳しい空間です。
あまり衛生的とは言えない環境だったので、生ビールではなく瓶ビールを注文。連れは焼酎のお湯割りを注文したのですが、ジョッキに注がれていたので、そこらへんにこだわりの無いお店なのでしょう。
メニュー数はかなり多い。ところどころイメージがつかない料理があったので、店員に尋ねると、「アタシモヨクワカンナイネー!」との回答が帰ってきました。
お通し。牛スジの煮込みでしょうか、片方は塩味で、もう片方はラー油とニンニク。後者はニュータンタンメン本舗のスープのような芸風です。肉からは旨味が抜けきっておりスカスカな味覚であり、値段相応といったところ。
アンキモ。480円という価格設定ながらポーションが大きく、味わいも悪くありません。自働的にあら喜の1,800円アンキモが思い出されます。
「馬刺し」と「馬サーロイン厚切りぶつ刺」の違いを店員に尋ねると「ダカラ、アタシモヨクワカラナイノ!」とご説明頂きました。仕方が無いので安いほうを注文すると、これが390円にしてはなかなか旨い。鉄分がカチカチに感じられ、プロテインが補給されるような味覚です。
左2本は「ササミレアわさび焼き」。店の衛生状態を鑑みると、ちょっと不安になるような火入れですが、190円という価格を考えると悪く無い。右端のつくね(塩)は肉の品質が悪く全然美味しくなかった。
こちらはつくねのタレ。塩と同様に肉の品質が悪く、またタレも舌がひりつくどぎつい味でイマイチです。
名物の「和豚レバー朝挽きたれ焼き」こちらは580円と本日の最高価格。しかしながら臭みと不安になる臭気が感じられ、これまでの実績に比べると相対的に割高に感じました。
こちらも名物の「和牛ホルモン辛味噌焼き」。同様に580円と最高値ではありますがその価値はありません。クドクドとした脂が中途半端な温度で舌にまとわりつき、暴力的な味付けも胸が焼ける。
タバコの煙が凄く、食事の芸風も何となくわかったので、ビール1杯に留めて退散。お会計はひとりあたり2千円と少しと安くはありますが不満足。やはり飲食は安けりゃいいってもんじゃない。
関連記事
- 高級レストランでナメられないためのマナー集
- もう疲れた。うどんが主食氏の事件について1日5回は聞かれる。
- 「東京タラレバ娘」状態に陥った女子を救うたった1つの方法
- 旦那の悪口を言う女は一生幸せになれない
- グルメブロガーの苦悩2017
- バレンタインに手作りチョコだけは勘弁して欲しい
- 「お代は結構ですから悪く書かないで下さい」とシェフに懇願された話
- 3ヶ月前にトラブった例の店からの電話が鳴り止まない
- 慶應生の逆襲、東京カレンダーへの報復
- ザ・レストラン by アマン/大手町
- 何そのクソブログ聞いただけで超読みたくねえ
- 麻布れとろ/麻布十番
- 若手のパリス・ヒルトンとBBQした結果www
- ミシュラン星付きレストランを200軒食べ歩いた私が成城石井でいつも買うもの
- UBERおよびLyftとタクシーの比較
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。