鉄火 本店/三田

三田エリアにはリーズナブルな飲食店が沢山あるのですが、やはりリーマン向けのお店が多いため、日曜日の店選びには難儀します。食べログに「日曜営業」フラグを頼りにようやく見つけ出したお店がココ。
畳敷きの座布団仕様で、毎年訪れる地方の合宿所のような雰囲気。喫煙OKで部屋中がモクモクと煙っているので、嫌煙家には厳しい空間です。
あまり衛生的とは言えない環境だったので、生ビールではなく瓶ビールを注文。連れは焼酎のお湯割りを注文したのですが、ジョッキに注がれていたので、そこらへんにこだわりの無いお店なのでしょう。
メニュー数はかなり多い。ところどころイメージがつかない料理があったので、店員に尋ねると、「アタシモヨクワカンナイネー!」との回答が帰ってきました。
お通し。牛スジの煮込みでしょうか、片方は塩味で、もう片方はラー油とニンニク。後者はニュータンタンメン本舗のスープのような芸風です。肉からは旨味が抜けきっておりスカスカな味覚であり、値段相応といったところ。
アンキモ。480円という価格設定ながらポーションが大きく、味わいも悪くありません。自働的にあら喜の1,800円アンキモが思い出されます。
「馬刺し」と「馬サーロイン厚切りぶつ刺」の違いを店員に尋ねると「ダカラ、アタシモヨクワカラナイノ!」とご説明頂きました。仕方が無いので安いほうを注文すると、これが390円にしてはなかなか旨い。鉄分がカチカチに感じられ、プロテインが補給されるような味覚です。
左2本は「ササミレアわさび焼き」。店の衛生状態を鑑みると、ちょっと不安になるような火入れですが、190円という価格を考えると悪く無い。右端のつくね(塩)は肉の品質が悪く全然美味しくなかった。
こちらはつくねのタレ。塩と同様に肉の品質が悪く、またタレも舌がひりつくどぎつい味でイマイチです。
名物の「和豚レバー朝挽きたれ焼き」こちらは580円と本日の最高価格。しかしながら臭みと不安になる臭気が感じられ、これまでの実績に比べると相対的に割高に感じました。
こちらも名物の「和牛ホルモン辛味噌焼き」。同様に580円と最高値ではありますがその価値はありません。クドクドとした脂が中途半端な温度で舌にまとわりつき、暴力的な味付けも胸が焼ける。

タバコの煙が凄く、食事の芸風も何となくわかったので、ビール1杯に留めて退散。お会計はひとりあたり2千円と少しと安くはありますが不満足。やはり飲食は安けりゃいいってもんじゃない。


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