修学旅行のルートから外れた、あなたの知らない京都

京都に和食を食べに行くのが最近のマイブーム。この週末は妻と共にUSJに行くことがメインイベントだったのですが、私はひとり前乗りで京都へ。せっかくなので、修学旅行や遠足のルートからは外れがちな、伏見や宇治を中心に巡ります。


■末友/祇園
http://www.takemachelin.com/2018/02/sue.html
数々の名料亭が軒を連ねる八坂通り。建仁寺の南門すぐ近くに凛とした背格好で佇むミシュラン2ツ星レストラン。お会計で驚き。食事だけなら税サ込で6,000円程度です。詳細は別記事にて。


■伏見稲荷大社/伏見
http://inari.jp/

京都駅から電車でおよそ15分。全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。ハリウッド映画の「SAYURI」のロケ地として火がついた、外国人観光客の間では一番人気の神社です。この日は旧正月期間であったため、参拝客の99%が中国人でした。
スペシャリテはやはり『千本鳥居』。全部で1,000本というわけではなく、現在は1万基ほどあるそうな。いくばくかのお金を払えば誰でも鳥居のオーナーとなれる仕組みであり、1日に3本ほどは新しく建てたり修理したりしているそうです。


■宇治橋/宇治
http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=361&r=1518770919.2245
京都府宇治市の宇治川に架かる橋。646年(大化2年)に初めて架けられたという伝承があります。紫式部の「源氏物語」などに出てきましたね。「瀬田の唐橋」と「山崎橋」と共に、日本三古橋のひとつに数えられます。


■スターバックス コーヒー 京都宇治平等院表参道店/宇治
https://tabelog.com/kyoto/A2607/A260701/26028720/
2017年3月にオープンしたばかりの平等院表参道店。平屋建てであり、宇治川の遊歩道や平等院境内の自然を楽しむことができます。仙巌園店もそうですが、スタバは店舗開発が素晴らしい。それでいてCMなどの広告は一切うたない。マーケティングって何なんだろうと考えさせられる企業です。


■平等院/宇治
http://www.byodoin.or.jp/
平安時代に栄華を誇った藤原氏ゆかりの古寺。一般的には10円硬貨のデザインとして知られていますが、実は1万円札の裏面にも平等院の鳳凰が描かれています。

なぜ平等院が10円硬貨に選ばれたのかについては公式サイトに「日本の代表的な文化財で、建物に特徴があるからです」との回答。うーん、そりゃあそうなのかもしれないけど、私はもっと突っ込んだ理由を知りたい。誰か知ってる人おしえてください。


■宇治公園/宇治
http://www.pref.kyoto.jp/koen-annai/uji.html
宇治は平安貴族の別荘地として、また合戦の舞台として、繰り広げられてきた歴史の面影を随所に刻む街。紫式部が『源氏物語』最後の十帖の舞台に選んだ地として有名です。その中心が宇治公園の一帯なのですが、残念ながら現在は国土交通省による河川の改修工事中でした。


■宇治神社/宇治
http://uji-jinja.com/
後述の世界遺産、宇治上神社と対をなす神社。境内には兎の像があちこちにあり、「みかえり兎」と呼ばれています。が、やはり宇治上神社のサブ的な位置づけであり、ついで感は否めません。


■宇治上神社/宇治
http://www.y-morimoto.com/kyoto_isan/ujikami.html
ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして登録されていますが、あまり知られていない神社。
拝殿の建立は1215年頃と推定され、「拝殿として現存最古」といわれています。奥にある本殿の建立は1060年頃。「現存最古の神社建築」といわれています。が、圧倒的な迫力があるかというとそうではなく、玄人向けの世界遺産でしょう。


■JCBラウンジ/京都駅
http://www.takemachelin.com/2018/02/jcb.html
2015年4月にオープンしたJCB Lounge 京都。JCBホルダーであれば誰でもOKというわけではなく、会員種別は限られます。詳細は別記事にて。


■高松/四条
http://www.takemachelin.com/2018/02/takamatsu.html
ミシュラン1ツ星。そこそこ飲んでひとりあたり1.3万円。京都のきちんとした割烹でのディナーとしては極めてリーズナブルです。京都の雰囲気のあるレストランの入門編に是非どうぞ。続きは詳細記事にて。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。