とくだラーメン/霧島(鹿児島)

帰りの飛行機の時間は20:30であり、レンタカーの返却時刻は19:00。ゆっくり夕食を摂るには勇気の要るタイミングであるため、パパパと済ますことができるラーメンで〆ることに。

近場のラーメ屋を食べログで検索すると当店が点数トップであり空港からもそう遠くは無かったため、鹿児島神宮の参拝ついでに立ち寄ることにしました。
霧島における老舗のラーメン屋。なんと創業は50年を超えるそうで、その時代によって表記が『とくだ』であったり『徳田』であったりとゆらぎがあるため正式名称はよくわかりません。
ラーメン屋としてはかなりの席数であり、小上がりの座敷など家族連れの大人数にも対応できる仕組みです。

メニュー構成は極めてシンプル。ラーメンの中サイズが基本であり、そこへ小やら大やらチャーシューやらで値段が変わっていく仕組みです。
注文を済ませた後はテーブルの上にあるお漬物で時間を繋ぐ。これが中々に美味しくサービス品としては有り難い品質でした。
ラーメンの中サイズが到着。スープは完全な茶色であり、不透明を通り越して向こう側は一切見えません。しかしながらその味わいは意外にマイルドでありライト。トンコツ臭さやドロドロとした舌触りなどはなく、このあたりのラーメンを食べてない方でも抵抗なく食べることができるでしょう。
麺は中太麺よりやや細いか。私は麺カタメ原理主義者であるため事前にカタメを要求していたのですが、それでもヤワヤワとした食感であり、それほど好きな麺ならびに茹で加減ではありませんでした。
チャーシューが旨い。肉そのものの味がラーメン屋としては悪くなく、外側に向かってグラデーションする味付けも私好み。運転さえ無ければチャーシューとビールで宴会が成立するレベルです。

総体として中々に美味しく、東京に出てきても勝負になるレベルです。圧倒的なスペシャル感はありませんが、日常に溶け込むマイルド感。霧島でタイミングが合えば是非どうぞ。


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