昼から夜まで通し営業(火曜日は15時まで)ながら、定休日は水木と強気の営業形態。それでも開店と同時にゲストが次々と訪れていたので、実力の程が伺えます。
食べログ情報によると、テーブル4席1卓、2席3卓、10席1卓、小上がり4席1卓の合計24席。この手の蕎麦屋としては空間使いが豊かに感じ、ちょっとした日本料理屋のような趣きです。私が座った席も単なる椅子ではなく畳敷きというのも風情がある。
季節限定の『牡蠣せいろ』を注文。大盛りは+300円、特盛りは+400円で、私は特盛りを注文。
特盛りであってもそれほど量は多くなく、山形で食べる蕎麦の並盛りと同等といったところです。香りを取ると、匂い立つ蕎麦の香り。これは本格派だと期待が膨らむ。まずはつゆをつけずに一口すすると、適度な歯ごたえに蕎麦の風味が大爆発。これは旨い蕎麦である。
つゆと牡蠣。ほのかに香る柚子の香りが食欲をそそります。つゆはそれ単体でそのまま高級和食店に出せるほどの品の良さであり、丸々と太った牡蠣も海の豊かさが感じられグッド。
大根おろしは辛味が強烈な個体だったので、少しづつ様子を見ながら召し上がれ。
特盛りにしたのでお会計は2,200円と、ちょっとしたごちそうになってしまいましたが、蕎麦とは元来値の張る食べ物なので、そのジャンルの中ではリーズナブルと言って良いでしょう。
胃袋に余裕があったので『鴨焼』も注文。届いて驚き、100グラムはあろうかという迫力のあるカットです。ムキムキと筋肉を感じる味の濃さに、適度な旨味と甘さを感じる脂。
他方、ネギは火の通りが甘いのか、舌先に嫌な辛味が残ってしまったのが残念。いずれにせよ、この1皿で1,350円という価格はお買い得。
当店は蕎麦屋を居酒屋使いさせることに長けているようで、魅力的なサービスメニューも並びます。
ランチの絶対額としては少し高く感じてしまいますが、旨い居酒屋という意味ではお買い得。今度は夕方に、気軽に飲みにお邪魔してみたいと思いました。
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