■瑞穂(朝食)/にっぽん丸
洋食ブッフェか和定食を選択することができます。ただしこのあたり寛容の精神に満ちた船であるため、和定食を食べた後に余裕があれば洋食ブッフェをつまんだとしても咎められることはありません。
和定食は地方の中級ホテルで提供されるそれと同等です。
巾着の餅がカッチカチで食べることができなかったのですが、妻のものは普通に美味しいとのことだったので、調理にバラつきがあるようです。
個人的には洋食ブッフェのカレーがお気に入り。昨日のランチのカレーと同等の美味しさなのですが、自分で食べる量を調整できるという意味で、こちらのほうが満足度が高い。野菜や肉のコクに満ち、あとから響くスパイス。船上で食べるものとしては充実した一皿でした。
■熊野那智大社
先日の金比羅宮に続き、本日も500段超を一気に登る。熊野三山のひとつであり、社殿および境内地はユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産の一部です。残念ながら2019年の3月末までは修復作業で、工事用シートが丸かぶりの状態でした。
山岳地帯にそびえ立つ立体的な寺社仏閣は、コート・ダジュールの鷲の巣村のようなであり、直感的に好きな構図です。
■那智山青岸渡寺
熊野那智大社のすぐ隣(というか同じ敷地内)。天台宗の寺院であり、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部です。
明治時代に神仏習合が廃されたとき、熊野三山の他の2つ(熊野本宮大社、熊野速玉大社)においては仏堂は全て廃されたそうですが、複雑な経緯があって青岸渡寺はこんな感じに未だ在るそうです。誰か詳しい人、追加で解説して下さい。
■那智滝
総合落差では日本12位ですが、一段の滝としては落差日本1位。華厳滝・袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられています。もちろんコチラもユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部です。
■熊野古道
wikipediaによると「熊野古道(くまのこどう)は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称。熊野参詣道ともよばれる。紀伊半島に位置し、道は三重県、奈良県、和歌山県、大阪府に跨る。」とのこと。ああ、説明が雑になってきた。
■熊野速玉大社
先の名所からは少し離れた新宮市にある神社。熊野三山のひとつです。事前知識が無ければ普通の大きめな神社にしか見えないのですが、どことなく良い気が流れているような気がします。私は基本的にオカルトは信じないのですが、この神社は脊髄反射で好きだ。
■阿須賀神社
ここは中々トレンディ。平成28年(2016年)に追加登録されたばかりの新たな世界遺産です。
宮司さんは飄々としたユニークな方なのですが、世界遺産に認定されたからにはそれに恥じない神社にしなければならないと、テレビ出演や横笛演奏など八面六臂の大活躍。熊野三山に比べると空いているので、のんびり世界遺産を堪能できる穴場です。
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