簡素ではあるもののセンスに溢れた店内。照明が落とされており大人の雰囲気です。落ち着いた客層でありサービスも軽快。
よく飲むふたりなのでフリーフロープランで臨みます。連れは泡にスティルの赤と使い分けていましたが、私はひたすらにシャンパーニュを飲み続けました。
カボチャのスープ。既製品なのか何なのか、極めてフラットな味覚です。複雑性に乏しく思わずつむじを曲げてしまう。
前菜はマグロのタタキ(?)にサラダ。こちらは料理というより素材に近く、シンプルに美味しかった。
パンは一般的なものです。
メインは肉か魚を選ぶことができたので、私は魚。タイのポワレ、シャンパンソース。ポーションが大きく食べ応えがあり満足度大。ソースも中々に美味しかった。
肉食彼女はサーロインステーキ。一口味見させて頂きましたが、これはイマイチですね。調理云々以前にそもそもの肉質が良くなく、ゴリゴリと硬い割に滋味に乏しいお皿です。「一口貰っておいてケチをつけるだなんて、あなた最低」
パスタはひとり1種選択できるとのことだったので、別々のものを注文してシェアしました。まずはサルシッチャ(イタリア風ソーセージ)のパスタ。ベースはペペロンチーノです。際立った何かがあるというわけではありませんが、普通に美味しい。
魚介をトマトベースで、とのことだったので、先日のペスカトーレ級を期待したのですが、ファミレスに毛が生えた程度の味およびプレゼンテーションでありサゲです。
ワインのフリーフローがついてひとり8,000円だったので飛びついてしまいましたが、食事は総体として表層的な味覚であり印象に残りませんでした。これは相当な左党でない限りは元が取れない仕組みかもしれません。肝臓の調子を整えて参りましょう。
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六本木は難しい街です。おっと思えるリーズナブルな店から、高くてギラギラしてるだけのハリボテのようなお店も多い。私が好きなお店は下記の通りです。
- 龍吟 ←和食というジャンルを超越した存在
- ル ブルギニオン ←質実剛健これが本物のフランス料理
- エディション コウジシモムラ ←スペシャリテの牡蠣は必食
- s`accapau ←最先端でカッコイイ
- アジュール45 ←さすがリッツ・カールトン、パーフェクトです
- ウルフギャング・ステーキハウス ←ランチのハンバーガーが絶品
- 霞庭まつばら ←素晴らしくバランスの取れた飲食店
- 鮨西むら ←六本木の格調高い鮨屋でこの価格は見事
- RRR bistro ←シャンパーニュ飲むなら絶対ココ
- JEAN-PAUL HEVIN ←デザートに悶絶、食事もしっかり
- ラ スフォリーナ ←六本木のきちんと美味しいイタリアンでこの費用対効果は素晴らしい
- ラ ブリアンツァ ←全体を通して気前が良い
- クッチーナ イタリアーナ アリア ←この費用対効果の高さは異常。