再開発が予定されている三田1丁目。麻布十番駅すぐの好立地なのですが、典型的な木密地域であり、手作りの豆腐屋が2軒もあるという下町の風情が色濃く残った地域です。
カウンター席が主体であり、テーブルは個室のものがひとつだけという硬派なつくり。店員もベリーショートのイケメンな女性ふたりのみと硬派なオペレーション。生ビールで今日1日を振り返る。良質なフランス料理とワインを堪能した後だったので、簡単なツマミ2品のみを注文。
ねえねえ、ここの店員さん、宝塚の男役に似ててカッコイイよね。そういえばキミも内田恭子に似てるよね。誰かに言われたことある?と恐る恐る訊ねてみる。「うーん、言われたことはないけど、光栄だわ。ありがと」
お通しは魚(サバ?)のほぐし身にキュウリを和えたもの。シンプルな料理ですが魚の旨味が刺すように強く酒が進みます。
しなきゃいいと言われればそれまでなのですが、この手の「○○に似ている話」を始めるのは、私にとって小さな勇気を奮い立たせる必要がある。なぜなら昔、ケーブルテレビで『銀色のシーズン』という瑛太と田中麗奈がちちくりあっている映画を見ていた際、そういえば僕の友達の○○って田中麗奈に似てるなあと思い、メールで「今、『銀色のシーズン』観てるんだけど、○○ちゃんって田中麗奈に似てるよね」と何気なしに聞いたら、驚きの回答が返ってきたからなのです。
レンコンとアスパラのマヨネーズ和え。大きめに乱切りしたレンコンのザクザクとした食感が心地よい。のっぺりとした油が広がるマヨネーズはややクドく、その一方で塩味が控え目であり、のらりくらりとした味わいでした。
その驚きの回答とは、「えー、それって、あたしが性格悪そうってことですかぁ?」
日本酒に移行。1合が600円~と、このあたりとしてはかなり思い切った価格設定です。種類も店の規模の割に豊富であり、近所にこのようなお店があるのは嬉しい限り。
それにしてもどんだけ捻くれた根性をしとんのじゃ。田中麗奈の性格は知らんが、お前の性格が悪いことだけは良くわかった。
キュウリを調味し昆布を散りばめる。こちらは標準的な味わい。酒飲みとしてはもう少し昆布の量を増やして欲しいところです。
ビール1杯と日本酒、少しつまんでひとり2,000円と少し。十番としてはリーズナブルなお会計。今夜は軽いものしか注文しませんでしたが、今度は1次会から利用し片っ端から食べ尽くしたいと思います。
「ねえねえ、今度はケ・パッキアに行こうよ。ずっと行きたいって思ってたんだ。いつにする?」別れ際に次の約束をするってすごく素敵。それは今夜がとても楽しかったことの証。
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