しかしながら、すっかり忘れていたのが時差。「15時ぐらいまでならまあ我慢できるか」と高をくくっていたのですが、時差の都合上、私の肉体は16時での香港着だったので、途中からお腹が空いて仕方がありませんでした。
税関を抜けてすぐ目の前にあるのが「何洪記(ホーホンゲイ)」。1946年創業の老舗であり、ミシュラン1ツ星の分店です。本日中にあと2店はお邪魔したかったので、「これは朝ごはんだ、これは朝ごはんだ」と自らに言い聞かせる。
それなりに空席が目立っているのに相席を強いるのが香港スタイル。空港のレストランで相席するのは生まれて初めてです。まあ、のんびり食事を楽しむというお店でもないので、ある意味これはこれで効率が良いのかもしれません。
相席となった日本人がレンタルwifiルータを共有しているのか「通信容量の制限があるから絶対にインスタストーリーズは見ないことね!」と、モダンな取り決めを行っており微笑ましい。「俺、日本だと20Gプランだからキツいわー」「俺も20GB」「今度ソフトバンクから50GBプランが出るらしいぞ」と、こいつらどこからどう見てもアラサーのオッサンなのに、どんな生活をしとるんだ。
スペシャリテはワンタン麺とお粥なのですが、色々と試したかったのでワンタンと水餃子の盛り合わせに魚のお団子のお粥を注文。
まずはエビワンタン。豚ミンチを混ぜ込むという独創的なレシピらしいのですが、あまり豚肉を感じることはなく、エビの味覚が全面に出ており問題なく美味しい。
水餃子は形状こそ異なるものの、先のエビワンタンとほぼ同じ風味。もちろん美味しいのですが、エビワンタンと水餃子の差分について説明を求めたいところです。
魚のお団子のお粥。当店のお粥は貝柱のスープで2時間煮込んだものらしいのですが、魚介の旨味は全く感じられず、単なる無調味のお粥でしかありませんでした。
魚の団子も味付けに乏しく、全体として無味乾燥な粥であり、平たく言うと全然美味しくありません。
お会計は1500円と割高。空港レストランとしてはこんなものなのかもしれませんが、地獄のような空腹を耐えて臨んだ食事であったため、ガッカリ感もひとしお。今後の展開に暗雲が立ち込めた香港第1食目でした。
関連記事
旅行が好きです。油断するとすぐに旅に出ます。楽しかった大型旅行の先頭記事をまとめました。リンクに飛んでから、順々に次のページをめくって頂ければ幸いです。
- 不都合な真実に脅えてアラスカへ ←衝撃の犬ぞり体験
- セブにオッサンがひとりで行くとこうなる ←岡田和生が私財を投げ打って挑戦するカジノリゾート
- 2週間のハワイ旅行で出来ること ←しばらくハワイに来ることは無いだろう
- シンガポール ←愛しのフランス人シェフを追いかけたストーカー
- 年末年始に11日間のクルーズで海外へ ←平均年齢74.6歳の旅
- チーズをめぐる冒険 ←Airbnbはアリナシどっち?
- 香港 ←美人ソムリエールふたりとの珍道中
- 北米西海岸 ←ナパの葡萄畑で眠るワイン旅行
- スイス ←スイス航空様ご招待のタダ旅行
- パラオ ダイビング クルーズ ←ヒルズ族がクルーザーをM&Aした話
- ワインをめぐる冒険 ←ボルドー・シャンパーニュでワインに溺れる旅
- 小笠原諸島 ←船でしか行けない東京都でイルカと暮らす
- 屋久島 ←縄文杉?ハァ?
- イビサとバスク ←パーリーピーポーと美食家の共存
- カリブ海クルーズ ←カリブ海の島々を船で巡る
- アマンジオ(中部ジャワ) ←「アマンジャンキー」発生!
- ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ ←日本でも本気の美食旅。
- 最も効率よくダイブマスターになる ←年間10回は沖縄へ行きます。
- 北欧クルーズ ←北欧を船で巡り最先端の美食に舌鼓。
- 地中海・エーゲ海クルーズ ←2週間かけて地中海のイケてる都市を巡る。
- BIER REISE'09 ←ドイツ中欧ビール紀行。
- カリフォルニア ←西海岸と思いきやメキシコまで足を伸ばしちゃうもんね。
- ハワイ ←ハワイで生まれ育った人とハワイを旅する記憶。
関連ランキング:広東料理 | 香港国際空港 (HKG) 周辺