ブルー(Californiawine&Italian Blue)/麻布十番

「今から1杯だけどうですか~?」と町内会より連絡。0時にオスロコーヒー前で合流すると、頬を朱に染めトロンとした表情の彼女。酒臭い。なんでもALLIEでしこたま飲んできたとのこと。「でも、一旦おうちに帰ってお化粧なおしてきたんですよ~!偉いでしょ?ワインかビールがいい」とのことだったので、おにまるが入居するビルに向かう。
おにまるビルの5Fに2016年8月オープン(写真は公式ウェブサイトより)。イタリアンとカリフォルニアワインに特化したお店です。旨い料理とリーズナブルなワインを提供する赤坂あじる亭と何か関係があったはず。店名の由来はナパバレーの青空だそうな。
今風に言うとシェフズテーブルのカウンター。ちなみにこの場所にはその昔「The Chef`s Table at Azabujuban」という、中南米料理を劇場型で食べさせるという面白いコンセプトのお店があったのです。
食事を済ませてきたものの、若干飲み足りない私。寒くなってきたのでコッテリしたワインをグラスで注文。
彼女は「単一ブドウ品種でオススメを」などと生意気な注文をする割に、一口飲んで深い眠りに落ちてしまいました。寝返りで食器やグラスを割らないように彼女の周りのスペースを広くあける。お店の方々は「お疲れねんですね~」と生暖かく我々を見守ってくれ、家族的な優しさが感じられる雰囲気です。
スペシャリテの「リアルとんがりコーン」を注文。素材はベビーコーン、味付けはとんがりコーンという、面白い試みです。たっぷりのバターで炒め、味付けはイタリアの魚醤。これが見逃せない美味しさであり、もう一本もう一本とクセになる味わい。
この味覚にはビールしかありえないと、慌てて生ビールを注文。うむ、ぴったりだ。
連れはノンレム睡眠に移行せんとばかりにスヤスヤと寝息を立てており、結果として私は精神的に置いてけぼりなのですが、卓上のデジタルフォトフレームにナパの写真が次々と映し出されるので飽きません。楽しかったなあナパ旅行。また行きたいな。

お会計は4,000円弱と極めてリーズナブル。チャージは無くグラスワインも1杯1,000円強で済み、遅くまで営業している。なんでもっと早く気づかなかったんだろう、このお店はめちゃくちゃ使い勝手が良いぞ。次回はまともな時間にお邪魔して、しっかりと飲み食いしたいと思います。


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麻布十番はイタリア料理屋も多い。ただし、おっ、と思えるお店は少数です。個人のお店のランチが狙い目ですね。
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。