年末恒例、個別記事にすることなくお蔵入りとなったお店につき、一挙掲載。まずは麺類。ラーメンだけでなく、うどんや蕎麦などをまとめてどうぞ。
■馬麺/麻布十番
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13013639/
鳥居坂を降りたあたり、十番ではあまりお目にかかれない伝統的な街のラーメン屋の佇まい。深夜3時まで営業しているので、十番界隈の料理人が仕事を終えた後に訪れるラーメンとして名をあげました。
ベースの馬麺はあっさりスープにシンプルな細麺。気持ちばかりのそぼろ肉。これに腸詰めと白髪ネギがトッピングされた「腸詰め麺」を注文しました。
味は優しく胃袋に落ちていく系のラーメンです。腸詰はハっとする凝縮感があり好き。ただし全体としてはとにかく簡素でつつましい味わいであり、近年のドロりとしたラーメンに慣れた私にとっては物足りなかったです。
■ラーメン二郎/三田
http://www.takemachelin.com/2017/03/mitajiro.html
実質的な意味において美味しいかどうかは意見を差し控えますが、時々無性に食べたくなることも確かであるという両義的なラーメン。一言で述べるとソウル・フード。詳細は別記事にて。
■らーめん紬麦/秋葉原
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131001/13120606/
雑居ビル地下奥にあるラーメン屋。秋葉原の中では食べログ点数上位です。醤油ラーメンを注文。魚介の味わいが強烈。旨味が強く、並の高級和食店の汁物と同等かそれ以上の味わいです。
麺は扁平に太い。パスタで言うとリングイネをひとまわり太くしたような食感です。太麺好きの私に最適。見た目以上に食べ応えのあるラーメンでした。
■天鳳/羽田空港第一ターミナル
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131504/13045834/
羽田空港第一ターミナル地下1階にあるラーメン屋さんです。常にお客さんが入れ替わり立ち替わりの人気店。
醤油ベースのスープに野菜味噌あんかけを絡めた「天鳳麺」を注文。かなり味の濃いスープに、これまた濃いあんかけが覆いかぶさる。売り文句ほどは野菜が多くなく、醤油ラーメンとホイコーローをあわせて食べている感覚。
麺はカタメでお願いしたのですが、一般的なラーメン屋のカタメよりも段違いに硬いのでご注意を。
■風天/大井町
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131501/13109967/
煮干中華そば。魚介の旨味が凝縮された逸品。780円と少し高いのが玉に瑕。つけ麺や二郎風(?)の麺もありバリエーションが豊かでした。
■泰興楼/東京
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13000496/
ジャンボ餃子で有名な創業1949年の老舗。麺類で一番人気の担々麺を注文。白ゴマ主体のマイルドなタイプでありやや物足りない。個人的には黒ゴマごりごり山椒バリバリ系が好みなのです。麺も貧弱。やっぱりスペシャリテのジャンボ餃子を食べればよかったなあ。
■麺道 くろとん/南風原町(沖縄)
https://tabelog.com/okinawa/A4704/A470401/47009946/
沖縄ではついつい沖縄そばばかり食べてしまうので、ラーメンを食べるのは今回が初めてかもしれません。野菜マシは無料でカタメやコイメなどを指定できるあたり、二郎系を想起させます。
野菜はその殆どがモヤシであり1袋分ほどありそう。麺の断面はキレイな正方形であり、その一辺は5ミリもある極太麺で好み。スープは薄く残念賞。もう少しトンコツの風味を増してカエシをきかせれば完璧により一歩近づくでしょう。
連れはキング麺(?)という、トッピングが豪華なものを注文。ううむ、こちらのほうが旨そうだ。ちなみにランチタイムは麺の大盛りかライスのいずれかが無料になります。
■清香園(セイコウエン) /藤沢
藤沢駅南口から大船方面へ徒歩約6分。いわゆる街の中華料理屋であり、ひとり客は相席を求められます。ランチタイムはサービスメニューがいくつかあり、今回はフカヒレスープそばを注文。ノスタルジアを感じさせる定番の中華スープにフカヒレがダブダブ。麺は吊るしの平板なものですが、1,300円という価格は中々リーズナブル。
■らぁめん鴇(とき)/藤沢
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140404/14059192/
藤沢の超人気店。「食べログ百名店」にも選出された実力派。セレブタウン藤沢の駅から徒歩10分と不便。しかも並ぶ。この日は平日11時過ぎにお邪魔しましたが10分ほど待ちました。
しかしながら、そこまでする価値が充分にあるお店。品の良い醤油味に深みのある魚介の出汁。とにかくスープが美味しくラクラク完飲。都内の高級和食店で出される料理に遜色ないレベルです。今年はラーメンを10杯ほどしか食べませんでしたが、その中ではダントツに美味しい1杯でした。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。