2017年ベストホテル&レストラン

本年もご愛読ありがとうございました。毎年恒例、年末の総仕上げとして、ベストホテルとレストランを3つづつ挙げることとしましょう。


【ホテル第3位】
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキ・ビーチ
オープンしたばかりのリッツワイキキ。純粋なホテルというよりはレジデンス扱いなので、洗濯機や乾燥機、キッチンが備え付けられており、長期滞在にうってつけ。滞在期間中にお友達を呼んで簡単なパーティを楽しんでも良いでしょう。ハコ自体は後述の香港やシンガポールのほうが立派ですが、ホスピタリティに関してはハワイが頭ひとつ抜けているかもしれません。詳細記事はコチラ


【ホテル第2位】
ザ・リッツ・カールトン香港
環球貿易広場(International Commerce Centre)という、九龍駅直上の香港で最も高いビルの102階から118階に入居しています。その高さ484メートル。建築物として世界で最も高い場所にあるホテルです。
圧巻は118階の世界で最も高所にあるプール。ホテルのプールは距離が取れないことが多いですが、同館のそれは20~25メートルの長さがあり、トレーニングにも適した大きさでした。詳細記事はコチラ


【ホテル第1位】
ザ・リッツ・カールトン・ミレニア・シンガポール
「3軒ともリッツかよ、つまんねーの」という声が聞こえてきそうですが、やはり私はリッツが好きだ。中でも当館はリッツにしては珍しく500室を超える大箱であり、共用設備が充実しているように感じました。
部屋もひとつひとつが大きく、平米当たりの支払い金額という意味ではトップクラスにリーズナブルだと思います。ちなみに世界で最も安いリッツはクアラルンプールとのこと。2018年に試してみようかな。詳細記事はコチラ


【レストラン第3位】
かどわき/麻布十番
訪問前は「トリュフを多用するだなんて下品だなあ」と疑っていましたが、実際に訪れてみると、高級食材をまとめあげる確かな腕に舌を巻く。トリュフや松茸などが多く悪目立ちしますが、きちんと美味しいと信じて使うその哲学には感動すら覚えます。非常に個性的ではあるがとんでもなくうまい。人生で一番の和食かもしれません。詳細記事はコチラ


【レストラン第2位】
ガストロノミー ジョエル・ロブション/恵比寿
「結局ロブションかよ、つまんねーの」という声が聞こえてきそうですが、やはりロブションは凄い。あれだけの大箱で常に完璧な料理とサービスを提供し続けるのは至難の業。最近流行りの会員制や紹介制に逆行し、玄人素人分け隔てなく門戸を広げ続ける懐の深さ。ミーハーと言われようが割高と言われようが、やはり当店には普遍的な魅力がある。パーフェクトなレストランです。詳細記事はコチラ


【レストラン第1位】
été(エテ)/代々木公園
庄司夏子シェフは代官山ル・ジュー・ドゥ・ラシエット、青山フロレリージュのスーシェフを経たのち24歳で独立を果たした気鋭の料理人。シグネチャーの「Fleurs d’été(フルール・ド・エテ)」はあまりにも有名。
全ての皿が完璧に美味しい。これってすごいことで、普通はおなかが膨らんでいくのと反比例して料理への感動は薄れていくものだけど、当店は常に一定のレベルを超えてきます。ちなみにシェフは未だ20代半ば。天才か。詳細記事はコチラ


シンガポールハワイ4島クルーズ台北セブアラスカクルーズバンコク香港と、頻繁に海外を訪れた1年でした。いずれもかなりの有名店で食べまくって来ましたが、結局日本のレストランが上位を占めてしまう。やはり私は日本人がつくる料理が好きだ。

ちなみに昨年のベストレストランは

【第1位】
エクアトゥール/麻布十番

【第2位】
フロリレージュ/外苑前

【第3位】
キャーヴ・ドゥ・ギャマン・エ・ハナレ/白金高輪

でした。詳細はコチラ⇒ http://www.takemachelin.com/2016/11/2016best.html


来年も変わらずお付き合いして頂ければ幸いです。それではみなさん酔いお年をお迎えください。

Bon appétit !


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。