店主は我々に「謝謝(シェシェ)」と言っていたので中国の方でしょうか。店員同士が中国語らしき言語で会話し異国情緒に溢れます。それでいてバイトのニイチャンはタイ人やベトナム人っぽくも見えるため、驚くほどインターナショナルなお店です。
手作り餃子が有名な当店ですが、その他いわゆる街の中華料理屋的なメニューも並びます。
麦職人(オリオンの発泡酒)で乾杯。今夜はビールばかり飲んでいる。
餃子が焼けるのを待つ間、ミミガーのキュウリ和えをつまむ。オーダーが入ってからキュウリを切り調味を開始するのが見え好感が持てる。500円ながら爆発的なボリュームであり、ケチな居酒屋のお通し10人分はありそうです。味はニンニクと塩気が強烈であるものの、価格を考慮に入れればとても良好。スペシャリテに入る前から満足です。
真打登場。手作り餃子。注文が入れば冷凍庫に直接放り込まれているカチカチの餃子をガラガラと取り出し、分厚い餃子鍋にぶっ放す。しばし待つこと数分。焦げ目が食欲をそそるコロンとした餃子の完成です。
皮が分厚くモチモチとした食感。肉汁も台風21号のように豪快であり、ややもすると小籠包のような風味です。10個入って550円は格安。今回の来沖につき、最も心に残った一皿でした。
水餃子。先の焼餃子と出自は同じであり使い分けはなさそうです。中国では水餃子こそが餃子であり焼餃子は残り物の再調理という印象が強いとのことですが、個人的には焼餃子のほうが美味しかった。やっぱりあのパリパリとした食感の変化がクセになる。
我々は厨房が良く見える席におり、冷凍庫から取り出す食材もモザイク無しで確認できるのですが、ところどころ既製品の冷凍食品をそのまま使用していたりと(「ニチレイ」が丸見えw)緩急はつけているようです。それでもこの費用対効果を考えれば文句の言えない質と量。次回は鴨肉を用いたツマミやチャーハンなどを試してみたいと思います。
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