最後の寄港地はカナダのヴィクトリア(Victoria)と普通の一般人はまず縁のない街。なぜそんな街に寄港するかというと、当船はバミューダ船籍のくせにアメリカ近辺ばかりをウロチョロしており、規制の関係上、1航海あたりで必ず海外をワンタッチしなければならないルールとかそんなだった気がします(専門用語で『カボタージュ』とか呼んだはず。うろ覚え)。したがって、「規制の都合上寄るだけあり、見るべきものは何もない」と、下船せずに部屋に残るゲストもいるようです。
昔々はイギリスの植民地であったため今でもイギリスの影響が色濃く残る街並み。色とりどりの花が咲き乱れ、別名『ガーデンシティ』とも呼ばれています。港のすぐ近くは区画整備された芝生の広がる住宅街。映画で典型的に描かれるアメリカ郊外の住宅地であり(カナダだけど)、生活の質の豊かさが伺えました。■ブリティッシュ・コロンビア州議事堂(Legislative Assembly of British Columbia)/ダウンタウン(ヴィクトリア)
1898年建立のヴィクトリアを象徴する建物。内部ツアーもあるそうです。
夜間のライトアップ付き。若干のチボリ公園感。■フェアモント・エンプレス (The Fairmont Empress) /ダウンタウン(ヴィクトリア)
こちらもヴィクトリアのシンボル。街いちばんのホテルであり、お手洗いを借りに入らせて頂きましたが、雰囲気の良いレストランやバーがいくつかありました。
■ビーバーテイルズ(BeaverTails)/ダウンタウン(ヴィクトリア)
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g154945-d8708735-Reviews-BeaverTails-Victoria_Victoria_Capital_Regional_District_Vancouver_Island_British_.html
カナダを代表するスイーツショップ。先日、日本進出を果たし話題となりました。スペシャリテは「ペイストリー」。注文を受けてから一枚一枚手で生地を平たく延ばしナンのように成型し、油で揚げて味付けするお菓子です。
味は、いわゆる揚げパンであり、今あなたが想像している味と大きくは変わらないでしょう。たっぷりのシナモンとレモン汁で食べやすくはなりますが、若者以外は胸焼け必至。おなかに余裕がある際にどうぞ。
■ギャリックス・ヘッド・パブ(Garrick's Head Pub)/ダウンタウン(ヴィクトリア)
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g154945-d5086999-Reviews-Garrick_s_Head_Pub-Victoria_Victoria_Capital_Regional_District_Vancouver_Island_B.html
ヴィクトリアはその成り立ちに基づき英国文化を引き継いでおり、街中には賑やかなパブが溢れています。
当店はその中でもひときわ大きく人で溢れかえっていました。店頭でパスポートとクレジットカードの2段階認証で年齢を確認し、空いている席に自由に座ります。
地元のものを中心に数十種のドラフトビールに心躍る。
wifi完備にクレジットカードOKと、クルーズ客にはありがたい設備。価格も1パイントにサンプラーを注文して合計22カナダドルとリーズナブル。オススメです。
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