タップ・ハウス・グリル(Tap House Grill)/ダウンタウン(シアトル)

目星をつけていたレストランがことごとくイマイチな雰囲気であったので、ホテル近くでビビっと感じたお店に予約なし突入。店名からして、おそらくドラフトビールが自慢の焼き系レストランでしょう。
地下に広がるボールルームのような店内。初めてであるのに懐かしい雰囲気。ドラフトビールの種類は160を超えるという、期待以上にビールに真摯な姿勢のお店でした。

遅い時間のハッピーアワーは22:00〜。21:40という中途半端な時刻に入店してしまったことが悔やまれます。
4杯で14ドルというサンプラーを注文。私はノースウエスト縛り、妻は当店のオススメセットです。妻のサンプラーの中にコナ・ブルーイング・カンパニー(Kona Brewing Company)のものが含まれており、おお、我々がお邪魔した醸造所がこんなところにまで、と感慨深い。
「ナチョス食べたい。絶対!」問答無用の力強さを主張する妻。ナチョス自体の味わいは中くらいですが、追加3ドルで豚肉をトッピングしてもらうと、上質なカルア・ポークのような味わいで大満足。
甲殻類に目がない私はクラブ・ビスクを注文。カップが5ドル、ボウルが7ドルだったのでためらうことなく後者を選択したのですが、大盛りカレー3杯分ほどの量が届き卒倒しそうになる。妻の残した分まで何とか平らげ、カニのエキスと生ビールでお腹はたぷんたぷん。周りの客がかぶりつく、当店自慢のハンバーガーが魅力的だったのですが、今回はさすがに遠慮しておきました。
我々が入店した際は8割の入りだったのですが、20分もするとほぼ全員の客が居なくなっていました。何事かと店内を見やると、大型ディスプレイではシアトル・マリナーズのヒーローインタビューが放映中。なるほど、みんな野球を観に来ていたのですね。

店を出ると、街のそこかしこにマリナーズのユニフォームを着た若者や、グローブをもった家族連れ。いいねえ、野球はみんなのものだ。明日はセーフコ・フィールドにでも行こうかな。


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