ジュール(Joule)/フリーモント(シアトル)

シアトルの観光客向けでない人気レストランをひとつぐらいはおさえておきたいと思い、ネットサーフィンをすること小一時間。私の目には当店のブランチが最も魅力的に映りました。
Opentableから予約することができるのですが、1ヶ月ほど前に予約を入れようとしたのにかなりの枠が埋まっており、かなりの人気店なんだろうと期待で胸が膨らみます。
ダウンタウンから車で北に10分ほど。雰囲気の良いレストランが連なる地域においても屈指の人気店。韓国料理が主体のアジアン・フュージョンという変わったジャンルのレストランです。
溢れ出るビルズ感。こういう空間づくりは西洋人は本当に上手い。こういう別荘が欲しいなあ、長野くんグズグズしてないで早く買ってくれないかなあ。
ビールが5ドルで安い!と思いきや缶ビールで少し興ざめ。私のような屈折した価値観を持った人間がいる限りはコルクも生き残り続けるのでしょう。
ブランチ・セットは19ドル。まずはサイドディッシュをビュッフェスタイルで好きなものを好きなだけ。
それぞれ何の料理かは良くわかりませんでしたが、全体的に酸味が強くスパイシーで日本には中々無い味です。
私はBaoという、おやきのお化けのような料理を注文。BBQポークがトッピングされているとの説明がありましたが、その存在感はあまりなく、味の濃いパンを食べているような感覚。
妻はスペシャリテのワッフル。ワッフルと言ってもOLのようなそれではなく、チキンカツがどかーんと鎮座した隣の炭水化物という位置づけです。チキンカツは焦げる一歩手前の揚がり方でやや苦い。一方でソースが妙に甘ったるく意図が不明。

ワッフルはゴマの風味に外側はカリっと、内側はポン・デ・リングのようなモチモチ感で、やはり日本には無い味でした。
全体として手を叩いて賞賛するほどの味ではなく、目をつぶって食べれば値段の割に高い。それでもオシャレな内外装に雰囲気のある客層ならびに的確なサービスを考えると、人気店であることには納得ができました。

時間の限られた観光客が何が何でも行くべき店というわけではありませんが、シアトルの最先端を知るという意味で意義のある訪問であったと思います。


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