シアトルの彼女からプレゼントして頂いたワインを持ち込ませて頂きました。コルケージ(抜栓料・持ち込み料)は15ドルと良心的。
前菜に牛肉のタルタルを注文。結構火が入っており、我がこころのベストハンバーガーである芝公園のマンチズ・バーガー・シャックのパティに近しい。うずらの卵やポレンタ(トウモロコシを潰したもの)のスティックの意図は不明ですが、見た目の通りの味わいに大満足。
わがままを言ってアペタイザー2皿目にロブスターケーキ。これは文句なしに最高ですね。
旨味たっぷりのロブスターのほぐし身がギッチギチに詰まっており、快楽を具現化すればこのようになるのではなかろうか。
妻は大エビの冷製。一口頂きましたが先の2品に比べると色は褪せる。やはり私の選球眼は正しかった。
スープにはエビとパンチェッタのビスク。コチラも美味しいですねえ。エビよりもエビの風味が感じられ、パンチェッタ由来の塩気とコクも食欲をそそる。極めつけはプリンプリンのエビの身。これでもかという程のエビ攻めに既に今夜は満足です。
メインには22オンスのポーターハウスを注文。悪くはないですが、極上の品質というわけではなく、例えば日進ワールドデリカテッセンで仕入れてBBQで焼いたとしても同等の味覚は表現することができるでしょう。
妻は14オンスのリブアイ。彼女が食べきれない分を頂きましたが、先のポーターハウスよりも重厚で濃密。同じステーキハウスのステーキとは思えないほどの肉質の良さでした。
デザートには当店自慢のデザートをサンプリングした一皿を注文。一番左のスフレは甘さもカカオも中途半端な味わいでイマイチ、隣のレモンのプリンのタルトはレモンというよりも砂糖の塊で苦笑い。その隣はミルクチョコレートとピーナッツバターのケーキと聞いただけで胸が灼けてしまいますが、食してみると実際に胸が灼けてしまいました。一番右はアメリカンなチョコケーキでただただ甘い。やはりアメリカ人が調理する(アメリカ人が監修する?)デザートは繊細さに欠け、フランスのそれに比べると周回遅れの趣が否めません。
それでも全体としては大変満足。ニューヨークあたりで同程度の料理を食べれば200ドルは超えてきそう。それを船上であればたった29ドルのカバーチャージで楽しめるのだから堪らない。今回のクルーズではあと4回のディナーチャンスがあるのですが、もう一度お邪魔しようかなと思わせるほど魅力的なレストランでした。
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