事前情報無しで訪れればフレンチ・レストランと見まごうほどの雰囲気の良い空間。各テーブルには真っ白なクロスが張られており、カジュアルな店の多いポートランドにおいては異色の存在でしょう。それでもゲストはカジュアルなので、ジーンズにTシャツでも大丈夫。子連れもOK。
注文は店員のオススメに従う。まずはセビチェ。魚介類の南米風マリネです。3cmほどの角切りの刺身にタマネギやトマトが加わり、たっぷりのレモン汁で酸味を付与します。様々なハーブが異国情緒を演出し中々に美味しいです。
正式名称は忘れましたがアボカドと蟹肉です。これは失敗。もちろん決して不味くはないのですが、アラスカクルーズにて山のようにクラブミートを食べてきた私にとっては物足りないことこの上ありません。これは当店の責任はなく、料理の選択ミスをした私の責任である。
魚介のメインにはマッシュポテトにホタテ。想像通りの味わいで間違いなく美味しいのですが、どうにも大雑把な調理とダサい盛り付けであり、クルーズ船で実質食べ放題の料理と大差ありません。
肉はラム。こちらも船上で食べたラムカレーのそれにベクトルは同じです。しかしながら凡庸な味付けでありメリハリが無く、薄ぼんやりとした退屈な料理でした。
お会計で目を剥く。酒を抜いた料理だけでひとりあたり50ドルもします。これにチップを含めることを考えると後悔しか残りません。全ての料理の味わいとそのボリュームは中南米料理としては普通レベル。確かにオシャレな空気は漂うものの、その点で勝負をするのであれば外苑前のベポカに軍配が上がる。日本人観光客がわざわざポートランドでお邪魔する必要性に乏しいお店でした。
関連記事
旅行が好きです。油断するとすぐに旅に出ます。楽しかった大型旅行の先頭記事をまとめました。リンクに飛んでから、順々に次のページをめくって頂ければ幸いです。
- セブにオッサンがひとりで行くとこうなる ←岡田和生が私財を投げ打って挑戦するカジノリゾート
- 2週間のハワイ旅行で出来ること ←しばらくハワイに来ることは無いだろう
- シンガポール ←愛しのフランス人シェフを追いかけたストーカー
- 年末年始に11日間のクルーズで海外へ ←平均年齢74.6歳の旅
- チーズをめぐる冒険 ←Airbnbはアリナシどっち?
- 香港 ←美人ソムリエールふたりとの珍道中
- 北米西海岸 ←ナパの葡萄畑で眠るワイン旅行
- スイス ←スイス航空様ご招待のタダ旅行
- パラオ ダイビング クルーズ ←ヒルズ族がクルーザーをM&Aした話
- ワインをめぐる冒険 ←ボルドー・シャンパーニュでワインに溺れる旅
- 小笠原諸島 ←船でしか行けない東京都でイルカと暮らす
- 屋久島 ←縄文杉?ハァ?
- イビサとバスク ←パーリーピーポーと美食家の共存
- カリブ海クルーズ ←カリブ海の島々を船で巡る
- アマンジオ(中部ジャワ) ←「アマンジャンキー」発生!
- ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ ←日本でも本気の美食旅。
- 最も効率よくダイブマスターになる ←年間10回は沖縄へ行きます。
- 北欧クルーズ ←北欧を船で巡り最先端の美食に舌鼓。
- 地中海・エーゲ海クルーズ ←2週間かけて地中海のイケてる都市を巡る。
- BIER REISE'09 ←ドイツ中欧ビール紀行。
- カリフォルニア ←西海岸と思いきやメキシコまで足を伸ばしちゃうもんね。
- ハワイ ←ハワイで生まれ育った人とハワイを旅する記憶。
関連ランキング:中南米料理(その他) | シアトル・タコマ国際空港周辺