「先約がありまして、友達ひとりお連れしても良いですか?」とたずねると、「どうせ女でしょ」と、さすが出会いの場を提供する起業家は察しが良い。
京急で100分、新逗子駅へ。そこから徒歩20分で葉山マリーナ到着。本当はタクシーやバスが便利なのですが、花火大会であるためタクシーはつかまらず、バスについては2台待ったもののいずれも寿司詰め状態で乗ることができませんでした。
船舶オーナー関係者限定のエリアに潜入。何度かゴハンをご一緒したことのある、読モ兼美人と合流。この日彼女は当イベントのために仕事を休み、船やスタッフとの打ち合わせならびに飲食物の手配など、全ておひとりで済ませていてくれたのです。何この利他的な精神。葉山のマザー・テレサここにあり。
船室がキレイ。私がダイビングで乗る船とは雲泥の差です。この後、イケメンDJがiPhoneと船の音響を赤外線で繋ぎ、イケメンなEDMを流してくださいました。
たっぷりのビールと共に出港。
泡で乾杯。それにしても、どこの人たちはうして平日の夕方から葉山沖で酒など飲んでいられるのか。ちゃんと仕事してるのかと心配になる。
水面に映えるルージュのようなワンピース。私の連れのパリピ感が止まらない。ちなみにみんなで首からさげているのはライフジャケットです。
花火が始まるまではクルージング。江ノ島近くまで訪れ、七里ガ浜や由比ガ浜を通り抜ける。海辺には花火観覧の場所取りに必死な人々がチラホラ。イビサでは指をくわえながら陸から船の人々を見ていましたが、我々はたっぷりのツマミとサブウェイで優雅な海上ピクニック。
間近で観る花火はひたすらに圧巻。上を向きすぎて首が痛くなるレベルです。打ち上げ数は1,200発と小規模な花火大会ではありますが、花火の価値は数で決まらないと確信。
自然と湧き上がる拍手。私は東京の花火大会はもちろん、大阪のPL花火や秋田の大曲花火大会まで足を運んだひとかどの花火通なのですが、今回の花火が最も深く記憶に刻まれました。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。