ランスにあるメゾンにまで見学に行ったほど私はマムが好きなのですが、ホテルで飲んでボトル9,000円は安い。
7~8月はハワイキャンペーンを実施中であり、ハワイ調な前菜盛り合わせです。
中央のポケは中くらいの味わい。やはりオノシーフードは偉大である。左上の海老とスイカのバルサミコマリネは果たしてハワイ料理なのかどうか。他方、右上のスパムと玉子焼きとトルティーヤロールは確かにハワイ料理へのオマージュではあるものの、ホテルでわざわざ食べる料理でもありません。下のポイ(タロイモをペースト状にすり潰したもの)は全然美味しくないですが、そもそもポイと料理は美味しく為り難いものなので仕方なし。
フォカッチャは特長は見当たらず普通です。
オリーブオイルは2種。左ははエキストラヴァージン、右は発酵させたもの。このような選択肢を用意してくれるのは嬉しい。
紅芋とココナッツの冷製スープ。うーん、輪郭がはっきりしない味わいです。甘ったるく香りも強く、これらの食材は無理にスープとして食すよりもデザートでの活躍を期待したほうが良さそうです。
メインはシーフード。左のサーモンはシャケ弁のシャケと大差なし。中央のオマールはガーリック風味であり間違いなく美味しいですが、ポーションが小さいのが残念。右はマヒマヒであり、これもまた弁当レベル(と言ってもパイオニア・サルーンには遠く及ばず)でした。
カリフォルニアのシャルドネ。これは美味しいですねえ。パンチがあるものの上品なふくよかさあり、ブラインドで飲めばブルゴーニュと答えてしまうかもしれません。
ブルーハワイジュレと柑橘のソルべ。これは投げやり。青けりゃ良いってもんじゃない。柑橘のソルベもカッチカチでありガリガリ君のようでした。
コーヒーは中々美味しかった。
ううむ、「アロハ ハワイアン エクスペリエンス(Aloha Hawaiian Experience)」はちょっと企画倒れな気がしました。それでもサービスレベルは高く、ホテルのダイニングの割にそれほど高くはない。次回は通常営業時にお邪魔してみたいと思います。
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ホテルでの食事は割高ではあるのですが、サービスも味も大きく外すことは無いので安定枠として確保しています。その中でも私のお気に入りは下記の通り。
- ザ・レストラン by アマン/大手町
- ニューヨーク・グリル(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←食べ放題なのに食べ放題クオリティではない
- ジランドール(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←ランチステーキがお得
- ピークラウンジ(パークハイアット東京)/新宿 ←21時までであれば6,000円チョイで飲み放題という大盤振る舞い
- キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ/都庁前 ←滞在時間4時間。泥酔。
- ザ・レストラン by アマン/大手町 ←全てが開放的で健康的
- ザ・ロビーラウンジ&バー(ザ・リッツ・カールトン東京 )/六本木 ←「WOWバーガー」13,000円(税サ別)
- ステラガーデン/芝公園 ←東京タワーが0時に消灯する理由
- シグネチャー/三越前 ←絶対に外さない、非の打ち所の無いレストラン
- あらし山吉兆/洞爺湖 ←吉兆の技術と北海道の素材が調和。
- 琉華菜苑/喜瀬 ←ブセナで唯一納得感のあるレストラン
- ザ バー/恵比寿 ←安い
- レ セゾン/日比谷 ←ジビエジビエジビエ!
- ラベ/西梅田 ←クラシックなフレンチ、正統派
ホテル業界の神と随一のマーケターの共著。サービスする側/される側の両視点があり、「ホテルマンが感動するお客さま」「少しでもお得に、上質な部屋に泊まる方法」などの話題も興味深いです。