うおなり、と読みます。「大きな仕事がまとまった時に行く、とっておきのお店」にお連れ頂きました。「このお店か、ル・モンド・グルマンかなあ。この前なんて、女の子とふたりで好き放題食べたら35,000円もしちゃった」
2テーブルだけあるテラス席が格別。完全に外なのですが、上手く仕切りがされておりプライベート感もきちんとしています。蚊取り線香のかおりが真夏の夜の夢を演出する。
本日4軒目なので、日本酒でのんびりいきます。義侠。濃醇で骨太な味わい。
お通しは枝豆で作られた豆腐。こういう凝った一口って大好き。
ズワイガニのカニ味噌和え。子供のゲンコツぐらいの大きさ。甲殻類特有の男らしい味わいに、濃厚で伸びやかな味噌のコク。日本酒を飲むために産まれてきたツマミである。
クレソンのサラダ。これは透明感が強いですね。もっと苦味や辛味があったほうが私は好きでした。
続いて田酒。コクがあり、酒好きのための酒でしょう。
「あたしはやっぱりワインが好きだな」とグルメ誌編集者。「一日中ワインのこと考えてる。朝起きたらワインの記事を読むし、通勤中はゆうべ飲んだワインのコメントをケータイにメモしてる」素晴らしい。そのコメントをそのまま実名顔出しのブログとすれば、あっという間にデートの誘いが殺到するのではあるまいか。
ポテトフライ。ファミレスの雑なそれとは異なり、丁寧に調理されたものは美味しいですね。満腹ながらパクパクと完食してしまいました。
〆はカツサンド。ここまで肉厚なカツサンドは初めてです。喫茶マドラグの玉子が肉に化けたぐらい分厚い。もはやパンとカツの太さが逆転しています。胡麻からしソースも心地よいアクセント。
爽やかで穏やかな空気が流れるテラス席。あまりにも居心地が良く、4軒目ながら最も長居してしまいました。メニューを見ると、酒と食事に一家言。次回は胃袋がガラ空きの際に、1軒目としてじっくり臨みたいと思います。
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