移動のタイミングが悪く1時間も早く到着してしまったので、PCを広げながら生ビールを飲み始める。このあたり自由な私。
ツマミにギョーザ。なるほど旨い。街の中華料理屋やファストフードのそれとは一線を画す味わいであり、この後のコース料理に期待が膨らみます。
一方で油淋鶏はパっとしない。もはや並みの鶏のからあげであり、ホテルのレストランとしては無表情な味わいでした。
参加者が集まり、ここからコース料理。前菜三種盛り合わせ。いずれも及第点は越えてくるのですが、もうすこし盛り付けをシャレオッティにしたようが良いでしょう。
イカと野菜の炒め物。
カニ爪のフライ。このようぶ直線的に普通な料理を褒め称えるのは悔しいですが絶品です。わかりやすい味わいで1ダースでも食べたくなる。メンバー全員で意味のない乾杯を繰り返し、ガラクタ市にような議論が弾む。
エビ蒸し餃子とシュウマイはイマイチ。当店は料理によって波がありますね。おっ、と思えるものから冷凍食品もかくやと思わせるレベルのものまで幅広い。
これは何という料理でしょう、大きめのエビを一旦揚げた上で、白髪ネギと共に酸味のきいた味付けでトロみをつける。平たく言うと美味しい。皆、酒と会話に夢中で皿の進みが悪かったので、ここぞとばかりに食べまくりました。
牛肉の炒め物は好きじゃない。肉の素材が割と普通であり臭みとエグ味がやや残る。味付けも妙に甘ったるく、真夏の夜に食べるにはちょっと遠慮したくなる味の濃さです。
コチラは安定した美味しさ。麺がグズグズのヤワヤワなのが勿体無い。鉄板に焼き付けてカリカリにするなどした麺であればより一層楽しめたような気がします。
デザートはバケツのような器に全部放り込まれ、それぞれが取り分けるスタイル。味は悪く無いのですが、どうしてもこのスタイルは高級感に欠けますね。普通にひとりひとりにお持ち頂ければもっと美味しく感じただろうなあ。
勢いでボーリング。そもそも得意な競技ではない上に、おそらく7~8年ぶりの試みでしたが、スコアは122と思ったよりも悪くなかったです。しかしながらストライクを1度も取ることができませんでした。豪腕にものを言わせて30km/hのスピードでガシャンと弾けさせる派手なプレースタイルができない。これが体力の衰えというものなのか。
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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
- ナポレオンフィッシュ/麻布十番 ←東京の10,000円以下の中華だとダントツ好き
- 味覚/虎ノ門 ←世界一辛い麻婆豆腐
- 飄香/麻布十番 ←十番のランチではトップクラス
- チャイニーズレストラン直城/高輪台 ←空間の居心地の良さや総体的な美味しさには価値がある
- 紫玉蘭/麻布十番 ←税込800円は神のなせる業
- 蓮香居(Lin Heung Kui)/上環 ←好きなものを好きなだけ食べているのにも関わらず、ひとりあたり1,000円と少しという驚異の費用対効果
- 杭州酒家(Hong Zhou Restaurant)/湾仔 ←1杯3,000円の蟹味噌あんかけ麺
- 中国家庭料理大連/三田 ←16種164個の餃子を30分で平らげる挑戦