利休庵／立科（長野）

諏訪インターチェンジから車で小一時間。霧ヶ峰高原の山中に行列のできる蕎麦屋。りきゅうあん、と読みます。土曜日14時とヘンな時間にも関わらず4組20分待ちでした。
当店の自慢は高さ20センチを超える二郎系かき揚げだったのですが、5月をもって取り扱いを終了。これが食べたかったのに、残念。
注文を済ませると供されるお通し。ズッキーニの漬物が面白い。
そばつゆはいわゆる普通の蕎麦屋のそれです。なんだか我々は長野に来るたびに蕎麦を食べている。
私は黒天ざるそばの十割を注文。追加の蕎麦としてダッタンそば。なのですが、なぜか追加のダッタンそばが先に到着。このあたりのオペレーションは謎めいています。

ダッタンそばとは強い独特な苦みをもつ蕎麦。なのですが、当店のそれは苦味がほとんどなく、ブラインドで食べると普通の蕎麦とわからないかもしれません。
黒天。石臼挽き手打ちそばと、そば粉で揚げた黒っぽい天ぷら6品。コチラとそばをセットで1,000円代半ばで済むのはお得です。やや油が強く胸につかえますが、安さとボリュームは正義である。
十割そば。当店のそば粉は石臼挽き。粉の産地は信州産地粉6割と北海道幌加内産4割の配合とのこと。しかしながらそれほど香りは強くなく、喉越しも中くらいです。
自家農園で栽培された野菜が店頭販売されていました。農薬はもちろん化学肥料も一切使用していないとのこと。瑞々しいレタスが1玉100円という奇跡の値付け。近所であれば毎日でも立ち寄りたいところです。

蕎麦屋としての味覚は中くらいですが、天ざるの費用対効果の高さは見事。天ぷらをたっぷり食べて、お土産に野菜を買って帰るのがベストな利用法でしょう。


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