日曜のランチにお邪魔しました。ゲストは我々4人のみ。スイス的世界観であり、ハイジとクララってことはそういうことなのでしょう。
自家製スモークサーモンにホタテとカニのムース。スモークサーモンはねっとりとした脂の甘味に薫香が響きバッチグー。ホタテとカニは美味しいのですが、滑らかさに欠ける一方で素材感は乏しく、食感があまり好きではありませんでした。
バゲットは標準的なもの。
ニンジンのババロアにシードルビネガーを用いたキャロットラペ、コンソメのジュレ。こちらはお見事。ニンジンの晴れ晴れしい甘さにコンソメのパンチ力。シードルビネガーの爽やかな酸味も心地よく、本日一番のお皿です。
フランス産仔牛のフィレ肉にチーズ(?)。間違いなく美味しいのですが凡庸でもある。ガルニ(付け合わせ)も極めてシンプルであり、もう少し派手さが欲しいところです。
デザートはチーズ系のムース(?)にベリー系のソース。シンプルな味わいで温和な味わいです。
由緒正しきコーヒーで〆てごちそうさまでした。
いずれの料理も優秀であり、ニンジンのババロアなどは絶品そのものだったのですが、これで6,000円は高いなあ。4,000円ぐらいだと蓼科に来るたびにお邪魔したいレベルですが、業態を考えると難しいのかもしれません。
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