30代既婚者男4人で軽井沢に行くとこうなる

オッサン4人でのスノボが望外に楽しかったので、またみんなで集まろうという運びに。参加者のひとりは長野県でビジネスを展開しているので(以下、長野くん)、長野にまつわる旅行がいいよねということで、「観光列車ろくもん」で軽井沢に向かい、コテージを借り切って1泊することに決まりました。決まりました、というか、私が勝手に決めたんですが。
東京組は東京駅で待ち合わせ。スマホに「集合場所って、南のりかえ口と北のりかえ口のどっちでしたっけ?今、南のりかえ口でカップルが喧嘩してるんで、南のほうが面白いと思います」とメッセージが流れ、集合場所を急遽変更。

移動して驚き、想像以上のガチ喧嘩であり、男が女の子にジリジリと詰め寄っています。しばらく見学していたのですが、徐々に雰囲気が円くなり、終いには男が女の子の頭をナデナデし始める。「ああ、このあと滅茶苦茶セックスするパターンですね。そろそろ行きましょう」
酒を買い込み、2日間よろしく僕らも喧嘩しないように気をつけよう、と意味のない乾杯。ツマミにハムとナッツ、手製のピクルスを自宅から持ってきた女子力の高い私。軽井沢で各人○○と××を選べるプランなんだけど、どれにする?と訊ねると「全部タケマシュランと同じでいい」と、主体性は無いが協調性のある参加者たち。


■観光列車ろくもん
長野駅で長野くんに合流し、「ろくもん」の乗り場へ。「ろくもん」とは、しなの鉄道が軽井沢駅 - 長野駅間をしなの鉄道線・信越本線経由で運行している観光列車。列車そのものが豪華レストランとなっており、車窓からの風景を愛でながら、地元有名店の特別料理に舌鼓を打つという遊びです。詳細は別記事にて。


■軽井沢プリンスホテル
軽井沢駅に到着し軽井沢プリンスホテルにチェックイン。コテージを貸し切り一晩中飲み明かすのですが、セイジョウイシーにつき長野くんが文句なしにMVPの一夜でした。詳細は別記事にて。


■軽井沢・プリンスショッピングプラザ
ちなみにツマミや酒の買出しは軽井沢・プリンスショッピングプラザにて。かつてゴルフ場があった場所に北陸新幹線軽井沢駅とともに設けられたショッピングモールであるため、ゴルフコースをそのまま残した広大な「芝生の広場」が気持ちよかったです。


■夜の部
大量のツマミと酒を飲み食い散らかしたのですが、翌朝7時に目が覚めた私は皆に感謝されようと独りで全てを片付けたのですが、10時頃に起き上がってきた仲間たちはその光景に全く気づかない。

あの、僕、早起きして独りで片付けたんだけど、と屈折した誇りを遠慮がちに主張すると「ああ、全然気づかなかった。綺麗好きなんですね」のヒトコトで済まされました。呪ってやる。


■エンボカ軽井沢
ランチは東京でトップクラスに予約が取れないピザ屋の軽井沢本店へ。詳細は別記事にて。


■ミカドコーヒー
食後はモールに戻りお茶。ミカドコーヒーという店の軒先で常に行列が生じていたのですが、その列は「モカソフト」のテイクアウトだったようで、イートインであれば1秒も並ぶ必要がありませんでした。

モカソフトとブレンドコーヒーのセットが800円とお買い得。ただし味は中くらいであり、なぜあんなにも行列が生じているのか理解に苦しむ。後から調べると、そもそも軽井沢の店でなく日本橋が発祥らしいし。


■ジップライン アドベンチャー 軽井沢
ZIPLINE ADVENTURE 軽井沢。今回の旅行のメインイベントは「ろくもん」でしたが、第2の目玉として企画したイベントがジップラインです。本当はカーリングに挑戦したかったのですが、運悪く施設のメンテナンス日と重なってしまったのです。
集合場所でガッツポーズ。黒木メイサ似と能條愛未似のギャルと同じグループではありませんか。インストラクターも気の良いニイチャンで皆で円陣を組み掛け声をかけあいチームとしての士気を高めます。
その後はチームで集合写真を取るのですが、「公式Facebookページに使用させて頂きますが~」との説明があり私は離脱宣言。和光同塵をモットーにしている私としてはこういう写真は全て遠慮しているのです。「あんた最悪だな。何様のつもりだよせっかく一致団結してこれからって時に水さしやがって」と、皆、思い思いに私を責め立てます。
さてジップライン。軽井沢プリンスホテルスキー場の夏の山を利用したアトラクションです。すなわちリフト抜きで山を上り下りする必要があり、自然と息があがります。野生のシカと遭遇したりと、まさかのプチ登山体験。
まずは着地とスタートの練習。皆、難なくクリア。今後の着地のアシスト等を行う係として、チームの隊長を決める手続きがあったのですが、当然に私が任命されることになりました。「何が隊長だよ写真NGとかちょづいてるくせに」
隊長は一番乗りで空を飛び、ひとりで着地点の準備を行った後、皆を迎え入れます。これが寂しい。まずはひとりきりで飛ぶ必要があるため、ワーだのキャーだの盛り上がる瞬間が無く、春のそよ風に吹かれているような顔をしながら淡々としたテンションで飛ぶ。
「皆、慣れてきたようなので、飛び方を変えましょう。着地成功率は20%の飛び方です」ハンドルを持つことはなく背中にヒモをくくりつけ、スーパーマンのように飛翔。もちろんそのまま着地ポイントに突入するとただのヘッドスライディングとなってしまうため、着地直前に腹筋を利用して身体を「く」の字に曲げ、足が地面に触れると同時に駆け抜けるという、聞いただけでややこしいチャレンジです。
男性陣は全員失敗という体たらく。白パンに泥がつき、生足には擦り傷が。しかしながら能條愛未似のギャルは軽々成功と名人芸の赴き。事前にコソ練してきたに違いない。
期待以上に楽しかった。軽井沢の空を駆け抜ける爽快感はもちろんのこと、インストラクターのニイチャンや同じチームの女の子にも恵まれました。解散後、我々に向かって車中から向日葵のような笑顔で手を振る黒木メイサと能條愛未。彼女たちも同じことを思ってくれているといいのだけれど。


■川上庵
十番在住の酒好きで知らない人はいないでしょう。十番は意外に夜が早いため、明け方まで営業しているお店は少なく、川上庵はその貴重な深夜営業店のひとつなのです。その軽井沢本店で長野の食材に舌鼓。詳細は別記事にて。
「今回も楽しかったですね!また是非!」と長野方面の新幹線に乗り込む長野くん。確かに気楽で居心地の良い旅でした。

帰りの新幹線では「今度はウチの別荘にみんなで来ましょうか」と妙に話の具体化が進む。「ハイスペック男子の別荘も軽井沢にあるって聞いてたから、帰国したら奴の別荘も行きましょう」Facebookを開くと女友達から「今、軽井沢いるの!?あたしもいるよ!7月いっぱいはずっといる」とのメッセージ。東京は金持ちが溢れている。


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国内旅行もすごく大事にしています。なんてったって安い。ハワイばっかし行くんじゃなくて、日本の名所と美食を巡る旅も中々のものですよ。
日本を代表する名所やグルメなど1,000スポットを一挙掲載。とにかく写真が美しく、旅への意欲が掻き立てられます。この本であたりをつけて、個別のガイドブックやネットで調べるのが通な計画。

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