ジョリビー(Jollibee)/空港(セブ)

ジョリビー(Jollibee)をご存知ですか?フィリピンで宗教めいた信仰を獲得しているファストフードチェーンであり、『各国においてファストフード業界のトップシェアを保持しているマクドナルドが、唯一フィリピンでシェア第1位になれない原因』で名を馳せました。
もはやフィリピンの国民食と言っても良い程なのですが、中国系の企業であることが面白いですね。近々日本への進出も予定されています。
空港には到着ゲート内にある当店。手荷物検査が必要な制限エリアに存在するため、トランクを転がしている私の越境は認められませんでした。しかしながら手荷物検査の係員に私のジョリビーに対する熱意を伝えると、「店員をここまで呼んで来るから、外まで出前してくれるか自分で交渉しなさい」
数分後、メニューを持った店員が外まで出てきてくれました(写真は公式ウェブサイトより)。世の中言ってみるもんである。じっくりとメニューを眺めていると、「初めてならこれがいいと思う」とチキンとスパゲッティのセットを提案してくれたのでそれに従い、120ペソ(300円)を託す。
本当に出前してくれました。このご恩は一生忘れません。日本じゃ絶対に許されない行為だろうなあ。良くも悪くも適当な国、フィリピン。
さて本題。フライドチキンとスパゲッティのセットです。
フライドチキンは普通に美味しい。日本のケンタッキーと同等です。
スパゲッティは壊滅的に不味いです。給食のソフト麺のようにグズグズな食感に、酸味と甘味が強い露骨な味付けのパスタソース。日本のカプリチョーザを100とすると、ジョリビーのパスタの実力は2か3です。もはやスパゲティとは別の食べ物と考えたほうが良いでしょう。

いずれにせよ、地元の食文化に根ざしたメニュー展開は興味深いですね。主食であるゴハンを添えたセットメニューやバナナで造られたケチャップなど、アメリカ文化と気軽にフュージョンするノリは見習うべきものがあります。日本だと、モスバーガーのライスサンドやテリヤキ味でしょうか。

フィリピンを訪れる機会があれば、話のタネに是非どうぞ。



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