7月の土曜日に訪問。開店は11:30であり、11:45に到着したのですが、既に4組待ち。ファミレスの記帳台のように名前と人数を書き込み待つこと20分。ハコが大きく回転も良いので、意外と早く入店することができました。
静岡麦酒。サッポロビールが静岡県で造った、静岡県でしか飲めないビールです。ホップが爽やかであり、苦味が少なくスイスイと飲めてしまう。値段は450円。観光地の有名店としては格安。
ランチタイム限定の三種干物定食とあじのたたき。+600円でライスをネギトロ丼に変更して頂きました。総額2,850円。
あじのたたき。小太りのあじを丸々1本用いた食べ応えのある逸品。その肉質は一見力強くあるものの、オーガンジーのように上品な透け感と張り感せを有しています。平たく言うとすごく美味しい。
三種干物。左からエボダイ・キンメダイ・アジみりん。凄まじい量です。
エボダイは脂が多く、干物であるにもかかわらずふっくらと焼きあげって美味。柔らかく身離れも良く食べ易い。キンメダイは小ぶりなサイズではありますが、味は堂々のキンメダイ味。パワフルな味わいであり、当該三種の神器のうち、やはり突出して美味しかった。アジみりんはアジそのものというよりも味付けが極めて濃く、日本酒が欲しくなる味わいです。
+600円のネギトロ丼。これはちょっと失敗。いや、決して不味いわけではなく、量もたっぷりで満足のいくものなんですが、先のたたきと干物で味の濃さは充分であり、白米で臨んだほうが味覚のバランスは良かった気がします。ここまで食べるとやや食傷気味になる。
お椀は海の豊かさがそのまま溶け込んだかのような味わいであり、シンプルな見た目とは裏腹に、複雑で深い味わいでした。
観光地の有名店だからと斜に構えて臨んでしまいましたが、中々に美味しくリーズナブルであり、とても満足できました。やはり魚介の量がたっぷりなのが嬉しいですね。味の質は良かったり悪かったりがありますが、量は量であり裏切ることは決してありません。
また、接客も見事。観光地の繁盛店の店員は居丈高であることが多いですが、当店の従業員は皆、感じが良く丁寧で、気持ちよく食事を楽しむことができます。
次回は是非夜に、アラカルトで色々と楽しんでみたいと思います。
関連記事
- もう疲れた。うどんが主食氏の事件について1日5回は聞かれる。
- 「東京タラレバ娘」状態に陥った女子を救うたった1つの方法
- 旦那の悪口を言う女は一生幸せになれない
- グルメブロガーの苦悩2017
- バレンタインに手作りチョコだけは勘弁して欲しい
- 「お代は結構ですから悪く書かないで下さい」とシェフに懇願された話
- 3ヶ月前にトラブった例の店からの電話が鳴り止まない
- 慶應生の逆襲、東京カレンダーへの報復
- ザ・レストラン by アマン/大手町
- 何そのクソブログ聞いただけで超読みたくねえ
- 麻布れとろ/麻布十番
- 若手のパリス・ヒルトンとBBQした結果www
- ミシュラン星付きレストランを200軒食べ歩いた私が成城石井でいつも買うもの
- UBERおよびLyftとタクシーの比較
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。