一般的なクルーズにおいては、メインダイニングで食べるのが当然であり、その時間とテーブルが定められている場合がほとんどです。そのためウェイター・ウェイトレスと親しくなり、好みなども覚えてもらえるので便利。
しかし当船は変わったルールであり、メインダイニングであっても予約が必要。割り当てられるテーブルはアドリブ。ただし相席になることは無いため、私のようにアスペっぽい人間には向いている仕組みかもしれません。
オニオングラタンスープ。これは0点。完全に煮詰まっており濃すぎで飲めたもんじゃありません。そのくせヌルい仕上がりであり、チーズも半固形状態。厨房は反省するように。
シーザーサラダ。アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のためのアメリカ料理はまず外すことはありません。日本のちょっとしたレストランで供されるそれと同レベルです。
サーモンのタルタル。やや塩気が強いものの、素材の味に忠実であり悪くなかったです。ソースは見掛け倒しで特に味はしなかった。
アメリカにおけるパスタなどの麺類はグズグズでグダグダのデロデロであることが殆どであり、満足できたためしはないのですが、このリングイネは完璧な茹で加減でした。
マッシュルームとロブスターのクリームソースにたっぷりのエビ。パルメザン・チーズもたっぷり組み込まれており、私が家で作るような、濃厚で直線的な味付け。最高に私好みです。アメリカでパスタを食べて初めて美味しいと思いました。ノルウェイジャン・クルーズ・ラインの奇跡。
クルーズ船での食事という意味で大満足です。スタッフも軽快で気が利く。内装は豪奢で客層も上々。皆の服装がカジュアルすぎる点は気になりますが、まあそれはハワイクルーズなのだから仕方ないとしましょう。
今夜の食事である仮説が浮かび上がりました。ノルウェイジャン・クルーズ・ラインは食事のレベルがかなり高いのではないか。検証するチャンスはあと2回。こんなに食事が楽しみはクルーズは珍しい。
目次
「2週間のハワイ旅行で出来ること」シリーズを目次としてまとめました。
- <1日目>~常時接続~
- ハワイの高級住宅地の豪邸を1泊2万円で借りる方法
- <2日目>~肥満体に叩き起こされた話~
- <3日目>~オバマ大統領が幼少時を過ごした地~
- <4日目>~松坂世代以降が感じの悪い日本人を駆逐~
- <4.5日目>~オーノー、イッツ・ノット・フリー~
- <5日目>~夫婦間格差~
- <6日目>~最悪な日本人コーディネーター~
- <7日目>~警官に撃たれそうになった話~
- <8日目>~フラッシュ・モブで裏切られた話~
- <9日目>~地球の裂け目と美容整形~
- <10日目>~イルカの脚のハンバーガー~
- <11日目>~ボイコットハワイ運動について~
- <12日目>~4回ぐらい妻に詰め寄られ遂に根負け~
- <13~14日目>~総括は「しばらくハワイに来ることは無いだろう」
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