今回はそのスピンオフ作品。たまにはお洒落して素敵に飲もう我々だってやればできるという意気込みのもと、東京ガーデンテラス紀尾井町へ。先月に三谷へお邪魔して以来です。
Sky Gallery Lounge Levita。ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町のメインバー。36階のレセプションから1フロア降ると、品の良い衣装を身に纏った女性陣が笑顔で迎えてくれました。すごく素敵だ、思わず見惚れちゃったよと感想を述べると、「せっかくこういうお店に来るんだし、久しぶりにキミにも会うし」。
CHAMPAGNE BARONS DE ROTHSCHILD。硬いと言って良いほどミネラルが豊かで爽やか。食前酒に最適です。オードブルプレート。作り置き感が否めずそれもそれなりには美味しいのですが、成城石井のお惣菜の域は出ません。そういう意味で、ロブションはアミューズですら手抜きは無く、拘りが凄い。
やはりビールが好きな私。コエドビールの伽羅-Kyara-を発見しすぐに注文。銅色で印象的な外観。ホップと苦味が豊か。それでいて麦の旨味が実に美味しい。良いビールです。
ふたりとも、今は恋人はいないの?と未婚女子ふたりに訊ねる。「いな~い。なんか付き合ってもすぐに別れちゃうんだよね。ってこの歳で付き合っても続かないって、恥ずかしいな」
メインディシュワンプレート。それぞれ悪く無い味わいなのですが、ちょっと名前負けしたお皿です。鶏肉は瑞々しくジューシーで美味しかったですが、これがメインディッシュとは言い難い。「正確に言うと、『続かない』んじゃなくて、『損切りが早くなった』って感じかな。違和感があると、もうこれ以上続けても時間の無駄って思っちゃう」
ビーフステーキサンドイッチ。分厚く迫力のあるステーキが気前良く1枚挟み込まれています。解かり易く美味。ポテトの量がたっぷりで、ダラダラとつまみながら飲むに最適。
常陸野ネストビールのレッドライス・エール。モルトのほかに赤米を用いるという意欲。醗酵には清酒用大吟醸酵母も加えるという挑戦。果実を思わせる香りが特長的ではあるもの、ちょっと色々やりすぎた感があります。色モノビールですね。
「○○くん(私の名)って、落ち着いたよね。学生の頃はもっと刺々しくて人を寄せ付けない印象だったんだけど、マイルドになったよね。すごくいい」お褒めの言葉と受け取りましょう。
私も歳を重ね勝負へのこだわりは程々となり、権力や金銭にさしたる興味もなくなりました。その代わりに芸術を愛し、書を読み、人を愛し、マイペースに悠々自適な毎日を送る生活。そうして自然と物腰が柔らかくなったのかもしれません。幸福は忘却と希望の混合だ。
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ホテルでの食事は割高ではあるのですが、サービスも味も大きく外すことは無いので安定枠として確保しています。その中でも私のお気に入りは下記の通り。
- ザ・レストラン by アマン/大手町
- ニューヨーク・グリル(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←食べ放題なのに食べ放題クオリティではない
- ジランドール(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←ランチステーキがお得
- ピークラウンジ(パークハイアット東京)/新宿 ←21時までであれば6,000円チョイで飲み放題という大盤振る舞い
- キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ/都庁前 ←滞在時間4時間。泥酔。
- ザ・レストラン by アマン/大手町 ←全てが開放的で健康的
- ザ・ロビーラウンジ&バー(ザ・リッツ・カールトン東京 )/六本木 ←「WOWバーガー」13,000円(税サ別)
- ステラガーデン/芝公園 ←東京タワーが0時に消灯する理由
- シグネチャー/三越前 ←絶対に外さない、非の打ち所の無いレストラン
- あらし山吉兆/洞爺湖 ←吉兆の技術と北海道の素材が調和。
- 琉華菜苑/喜瀬 ←ブセナで唯一納得感のあるレストラン
- ザ バー/恵比寿 ←安い
- レ セゾン/日比谷 ←ジビエジビエジビエ!
- ラベ/西梅田 ←クラシックなフレンチ、正統派
ホテル業界の神と随一のマーケターの共著。サービスする側/される側の両視点があり、「ホテルマンが感動するお客さま」「少しでもお得に、上質な部屋に泊まる方法」などの話題も興味深いです。