オープン当初は行列が続きましたが、今では予約ナシでも入れるようになりました。この日もフリーでの入店。なのですが、店員にどことなく迷惑そうな顔をされる。遅い時間だったから疲れてたのかな。いきなり来てゴメンナサイ。
当店の自慢はもちろんピッツァ。粉・トマト・オイル、ひいてはピッツァ窯まで本国から輸送しているそうな(以上、写真は公式ウェブサイトより)。
テラス席に陣取りビールで乾杯。しかしながら、この1杯に辿り着くまでに一苦労。店員は店内に篭りっきりなので、外に居る客は全く気にかけてもらえないのです。仕方が無いので立ち上がって店内のスタッフに声をかけにいく始末。
しかも声をかけられた店員は不機嫌そうで、注文するのに申し訳ない気分でいっぱいになる。しかも特定の店員ではなく従業員全体がそのような雰囲気なので、このお店の構造上の問題なのでしょう。
セミドライトマトとセルバチコのサラダ。注文するつもりは無かったのですが、「アンティパストはおつくりするのに15分はかかりますよ。お先に葉物野菜でも」と誘導されたので仕方なく注文したものです。やはり主体性を欠いたオーダーというのは難しいもので、 満足度は大変低かった。
本日のアンティパスト盛り合わせ。「15分はかかる」と脅されたのにも関わらず、ものの5分で提供されました。蟻月の「提供までに20分以上かかりますが!」と脅しをかけサイドメニューに誘導していく手口を思い出す。恵比寿とはそのような土地柄なのかもしれません。この時点で当店に対する期待は消え失せる。
マルゲリータの大サイズ。ナポリピッツァの割にやや生地が薄いことを除いては非常にオーソドックスなものであり、期待通りの味です。
こちらはマリナーラの大サイズ。塩がジャンジャンに振られており喉が乾きます。トマトソースが潤沢で赤の洪水。チーズは無くアッサリしたものなので、マルゲリータと両方食べる方は、先にこちらを注文したほうが良いでしょう。
全体を通して味と値段はそう悪くはないのですが、店員の態度が腑に落ちませんでした。どうせ同じ時間を費やすのだから、もう少し明るく働いたほうが人生楽しいのに。チップ制を導入したら劇的に改善されたりして。
悪に強ければ善にも強し。ピッツァは旨いので、サービス陣の汚名返上に期待。
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- タランテッラ ダ ルイジ/ 白金高輪 ←前菜含めた総合力という意味では一番好き。
- ナポリスタカ/神谷町 ←東京タワー真下という立地に星型のピッツアというオリジナリティ。
- エンボカ/代々木上原 ←ヨーロッパを頻繁に出張する方も唸る丁寧な作りこみ。
- サヴォイ/麻布十番 ←まるで蕎麦屋。2種のみのピッツァを15分で掻き込んで駆け抜ける爽快感。
- SAVOY とまととちーず店/麻布十 番 ←サヴォイのピッツァを腰を据えて楽しめる店。
- ピッツエリア ファッブリ カ トクマル/元住吉 ←郊外でもキラりと光るリーズナブルなピッツェリア。