「東京タラレバ娘」状態に陥った女子を救うたった1つの方法

流行り物は試す主義。あまりに色んな女の子から「タラレバを読んで感想を聞かせて欲しい」と言われるので、Kindleで8冊まとめ買いをし、一気に読破しました。

「東京タラレバ娘」とは、東村アキコによる漫画作品。「こうしていたら」「ああすれば」などとグロテスクな仮定を積み重ねていくうちに婚期を逃した「行き遅れ女の井戸端会議」エピソード集。世間の未婚女性を震撼させた、国民的な都市型怪談です。

読書後の感想は、「別に結婚しなくてもいいじゃん」でした。人生の幸福が結婚の有無に左右されることは無いのに何をそんなに焦っているの?まだ結婚で消耗してるの?というのが、私の素直な気持ちです。

もちろん私が普段お付き合いしているのは、美貌においてプロもしくはハイアマチュアであったり、実業家もしくは超バリキャリであったりと、時代の先端を行き世論を創り上げる側の女性が多い。常に男性から求婚を受け、選り取り見取り状態の女の子ばかりなので、あの漫画に対して実感が沸かないんですよね。

ここで「お前の人間関係が特殊なだけだよ、何の参考にもならねえ」と憤慨した方は思考が停止しています。参考になることばかりじゃないですか。「特殊」な側に来れば良いのです。もっと言うと、身体を絞るなりお洒落になるなり起業するなりすれば良いのです。当人が偉大になれば恋は後からついてくる。

貴女が何故それをしないのか?それは、「大して結婚したくないから」じゃないですか?

「○○をしたいんですけど~」と人から相談を受ける際、まず私は「何でですか?」と、理由を求めることにしています。

「結婚したいんですけれど」の理由が「優良物件である今カレを何としてでも繋ぎ止め、高性能なATMとして24/7で稼動させ、私は遊んで暮らしたいから」であれば、動機がはっきりしているため相談にも乗り易く、WBSも引き易い。

しかしながら「結婚したいからしたいんです。みんなしてるし。もう30だし」のような薄弱な根拠を述べられてしまうと、回答に窮してしまう。モチベーションの伴わない行為に結果は生じない。平たく言うと、やる気の無い奴に何を言ってもムダなんです。

と、ここで筆を置いてしまうと評論家でしかないので、ここから先は何が何でもサッカーマムになりたい方へ向けての実践編を記載します。着飾って出会いを求めに街へ出るなど表面的な努力はもう止めて、あなたの本質的な価値を高める活動に全精力を注ぎつつブルーオーシャンに打って出よう、という提案です。

その活動とは、高尚な趣味。仮に私がスペックは中くらいのクセに不釣合いに高い理想を掲げる結婚できない痛い女子であれば、ゴルフ・スクーバダイビング・乗馬・射撃・バレエ・オペラ・能・歌舞伎・茶道・華道・絵画・クラシック音楽・高級レストラン・ワイン・ウイスキー・葉巻あたりに本気で取り組みます。上流の方々が嗜み、かつ、仮想敵である同世代の女が手を出しづらい分野で勝負する。顔出し実名で情報を発信し続ければ、その筋の男は自動的に寄って来、あっという間にその分野のアイドルになれることでしょう。

例えばフランス料理。巷に溢れているフランス料理書を片っ端から読み込み、自分なりの解釈を添えた記事を毎日ブログでアップし続ける。そのようなコミュニティサイトに謙虚に出入りする。並行してフランス語を学び簡単なフランス語会話ぐらいできるようにする。リダイヤルの鬼となって予約の取りづらいレストランの予約を片っ端から取りまくり、「○月○日、エクアトゥールの予約あります。割り勘で良ければどなたかご一緒してくれませんか?」とSNSで発信。これだけで確実にデートの申し込みは殺到します。賭けてもいい。運が良ければごちそうしてもらえることもあるでしょう。

「そこまで頑張らないといけないの?」そうです、そこまで頑張らないといけないのです。ごくたまに、美貌のみをもってショットガンウェディングに持ち込むという、白昼の押し込み強盗のような成功を収める女の子もいますが、彼女たちのまぐれ当たりを決して参考にしてはなりません。彼女たちは生まれつき美しく、かつ、決断力と行動力に優れていたのです。

貴女は間違いなく平凡であり、人に自慢できる所なんて何ひとつありません。みんなもそうです。才能に対抗し得る唯一の手段は努力しかありません。貴女は自分で自分の道を作り出す必要がある。思い返してみましょう。幸せな結婚をしている方は皆、それまでの人生において必ず相応の努力をしています。努力家は希望を語り、怠け者は不満をこぼす。貴女も希望を語りましょう。

「もう歳だし、そこまでする気力が無い」諦めたらそこで試合終了ですよ。残された人生において、貴女は今が、一番若い。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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