恐らく絶対額だけで判断するとパック旅行のほうが安くつくのでしょうが、今回は長野で合流する組がいるので新幹線とホテルを別に取りました。
選んだホテルは「ホテル白馬」。単刀直入なネーミングです。1泊2食と2日間のリフト券付きで22,000円ぐらい。
ホテルだけあってしっかりとした造りです。しかしながらサービスレベルは極めて低く、スタッフの説明は不得要領で、気がきかないを通り越して不親切に感じることが多い。ブツブツと文句を言っていると「この値段ならこんなもんですよ。リッツ・カールトンとかと比べないで下さい」と叱られました。
大浴場は「白馬姫川温泉」という、姫川より湧き出でる温泉のようです。
夜の露天風呂は妙に温度が低かったのですが、昼間に入るとちょうどよい塩梅であり、疲れた手足をマッサージしながら何時間でもつかって居たくなります。
さて、男4人の我々は「パノラマ和洋室」というファミリータイプの6人部屋を使用させて頂くことに(以上、写真は公式ウェブサイトより)。
第一印象は「広い」。60~70平米はありそうです。和室と洋室のほか、このようなリビングルームもあり、今夜の宴会場に決定。
ミニキッチンもあり。長期滞在としても使えそう。
部屋にもバスルームが備え付けられています。
洋室はベッドが2つにソファベッドが1つ。寝場所の取り合いジャンケンで一等賞の私は当然にベッドを選択。こういう時の勝率は90%を超える私。
和室には布団が3組敷けそうです。
このような注意書きがあったので、当然にフロントに電話して布団を敷きに来てもらいました。「ほんとこういうとこ遠慮ないですよね。ひとでなし」となぜか皆に罵られる。だってご希望がござったんだもん。
夕食はビュッフェスタイル。HPを見る限りものすごく食べ物自慢な様子だったのですが、なんのことはない、地方都市のロードサイドにある食べ放題1,480円のファミリーレストランと大差ないクオリティです。
角煮やハンバーグのように特に調理が難解ではなく素材で殆ど味覚が決まってしまう料理までイマイチだったので、グルメな同宿者たちに「みんな、せっかくの旅行なのに本当にごめん」と私が土下座するハメに。
食器類もチープの極み。この年になって学食のようなプレートで食事をすることになるとは。残念を通り越して屈辱でした。
こちらは朝食。「何も手を加えてはいない野菜はそう悪く無い」という大発見をした者がいたので、野菜をたっぷり摂ることに。
なるほど朝食は夕食に比べて相対的にマシかもしれません。確かに野菜は旨い。しかしカレーが人生で食べた中で最も不味いカレーでした。底なし沼のような外観で陶芸家なら割っているレベルの味わいです。私が料理人であればこのようなカレーは絶対に客に出さない。いったいどういう経緯があって食卓にこのような料理が並ぶのか。支配人を呼びつけ説明を求める。なーんてことはしませんよ。
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