クレッソニエール/新宿三丁目

フランス帰りの友人とディナー。せっかくなのでフランス料理を食べようと手頃なビストロ「CRESSONNIÈRE」を予約。
「うわ、ほんとここ、フランスのビストロみたいですね!」そう、当店は良い意味で雑なお店であり、雰囲気はフランスの地方都市のそれに非常に近い。

「仏検続けてるんでしたっけ?準2級は本当に難しいから頑張ってくださいね。2級とか準1級とかになると、たぶん普通のフランス人でも合格できないと思う」どんなムリゲーですか仏検って。
泡を重ねながらメニューを熟考。「バレンタインの記事読みましたよ。もんのすごくハードル上げますよね。あたしチョコ詳しいほうだと思うんですけど、○○さん(私の名)の周りの人たちも凄いですよね!」
そう、ブログに限らず私がSNSに貰ったチョコをアップし続ける理由は決して自慢のためではなく、プレゼントが被らないようにするためであり、あげるほうも貰うほうもガッカリしないようにするための屈折したマナーなのです。そういうことなので、モテない男共は僻まないように。決して自慢のためではない。決して自慢のためではない。
前菜盛り合わせは好きなものを5種選ぶことができます。右上から時計回りにニシンのマリネ、フォアグラのテリーヌ、砂肝のコンフィ、キッシュ、茄子のディップ、キャロット・ラペ(ニンジンサラダ)はサービスして頂けました。わずか1,700円でこれだけの盛り合わせにありつける東京に感謝。パリで食べるフランス料理よりもリーズナブル。
パンは自家製の全粒粉。密度が濃く野性味溢れる味わいで、ビストロにしては(と言っては大変失礼ですが)非常に美味しかった。
私のメインは鴨胸肉。抜群のポーションでありガツガツ食べることができ至福のひと時。少し温度が下がり気味なのが残念ですが、少ない料理人すなわちリーズナブルな価格でお店を回しているのだから仕方ないのかもしれません。
安いボルドーをガブガブ飲む。「フランスに住んでいた時は風邪をひいて病院に行こうと思っても予約制で4日も待たされたり、役所で3時間列に並んでも『業務終了時刻です』って平気でシャッター降ろされるんですよ」
彼女のメインはラム。1本食べませんか?と勧められたので、ありがたく頂戴しました。これぞ正統的なラムチョップ。教科書に掲載できそうなほど基本に忠実。

「○○さん、すっかり有名になっちゃって、どんどん私から離れていっちゃう」そんなことは無い、僕の周りが勝手に変化しているだけで、僕は変わらず素朴にフランスが好きなだけだよ。

「それじゃ、今年は一緒にフランス行きましょ!案内します!あたしと行くとすっごく楽しいですよ!優秀なガイドなんだから。○○さんとお話ししてると、またフランスに行きたくなっちゃった!」


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「家でもフレンチを作るよ」と言うと驚かれるのですが、ビストロ料理であれば全然簡単。和食のほうがよっぽど難しいです。このレシピ本は色褪せない基本の味が徹底的に盛り込まれており、家庭料理として最適。さあ、ワンランク上のホームパーティを目指しましょう!

クレッソニエール