初めて人間ドックを受診しました。「人間ドック」ってすごく良いネーミングですよね。直感的に何なのかすぐに理解できる。と言っても内容は健康診断とそう変わらず、バリウムと超音波が追加されたぐらいだけど。
健診後は栄養士が推奨する病院食。味付けがほぼ無いに等しく退屈な食事です。ああ一食無駄にした。
さて、思いのほか早く人間ドックが終わったので(どうでもいいですが人は「人間ドック」と言う際、なぜ少し誇らしげなのでしょうか私も含めて)、夜の予定を少し前倒しアペリティフを楽しむことに。「オッケー行く行く」と暇な専業主婦って大好き。
good beer Faucets。東急本店の裏、松涛郵便局の隣の2F。
客の8割は外国人でした。店員も外国人であり、日本語で注文するのが躊躇われるレベルです。肝心のクラフトビールにつき、40タップのビアサーバーを取り揃えており目移りします。
しかも20時まではハッピーアワーで200円引きという大盤振る舞い。金曜日は対象外なのでプレミアムフライデー組は気をつけましょう。それにしてもプレミアムフライデーってすげえダサい発想ですよね。本質的な解決は何もなされていない。
静岡のベアード・ブルーイングからお届けする「ウィートキング ウィット」。小麦主体の白ビールです。バナナの香りに絹のような舌触り。酵母の旨味が直接感じられるビールです。
彼女は1杯目からIPA。「帝国IPA」という名の通り、圧倒的なホップの苦味。1杯目からよくこんな強烈なの飲めるねと茶化すと「ホップが好きなの」とクールなコメントを奏でる専業主婦。
「ライジングサン ペールエール」。バランスがすごくいい。豊かなホップを感じられるけれども軽快で喉越しもスムーズ。毎日飲みたいビールです。
ところで「エールだのIPAだのわけわかめ」という方へ向けて少し解説。
ビールは大きくわけて「ラガー」と「エール」の2種類。酒については辛口原理主義の日本人が飲むビールの99%はラガー(の中のピルスナー)タイプです。
海外で主流なのは「エール」タイプ。「エール」の下部組織としていくつかに細分化されるのですが、「ヴァイツェン」「ペールエール」「IPA(あいぴーえー)」「スタウト」ぐらいを覚えておけば充分でしょう。色も味も順に濃くなります。
「ヴァイツェン」は小麦の味が支配的で甘く優しい。「ペールエール」はクラフトビールの本流であり各醸造所が必ず造るスタンダードな味わい。「IPA」はホップ主体で超苦い。「スタウト」はコーヒーのような味わい。ちなみにギネスは「スタウト」です。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。