23時過ぎに「ねえ、今、東京にいる?1杯どう?」とのお誘い。心はとても行きたいのですが、私は明日に人間ドックを控えているため、身体はアルコールNGゾーンに入っている。ノンアルコールで良ければ付き合うよ、と返したものの、居酒屋で烏龍茶というのも芸が無いので、とっておきのバーへお連れすることにしました。
看板などは特に出ておらず、というかガラスの引き戸には「関口仁郎司法書士事務所」と記されており、入店がためらわれるお店です。
Mixology Bar Source 2102(写真は公式ウェブサイトより)。ミクソロジー、ならびにコーヒーカクテルで名を馳せた名店。私はバーと言えばワインバーばかりであり、ややこしいカクテルを飲みに行く機会は限られるのですが、当店は特別。たまにお邪魔します。小さいお店なので電話してから行きましょう。
連れは初めてのご来店だったので、シグネチャーであるコーヒーカクテルを勧める。アルコールランプでグラスを加熱するなど理科室の実験的。
様々な器具を用いながら入念かつ手際良くカクテルをつくる店主。たっぷりと時間をかけて丁寧に淹れるのですが、見ているだけでワクワクします。
「ねえ、ホントに1滴も飲まないわけ?今さら飲んでも変わんないって。つまんないの」私を酔わせてどうするつもりなのでしょうか。そういえばすぐ近くに麻布十番の老舗SMラブホテル「アルファイン」があったなあ。
完成。前回お邪魔した時とバーテンダーが代わっていましたが、現在もバリスタあがりの凄腕の模様。コーヒーとウイスキーとシロップに生クリーム。芳醇な香りに抗えず、一口だけ頂きます。ああ!うまい!
私は熊本県産の白いイチゴを用いたカクテル。もちろんアルコール抜きです。優しい甘さに程よい酸味。このような飲み物を普段使いできるのであれば、医者に酒を止められてもそれほど文句はないかもしれません。
カクテル1杯2,000円チョイと絶対額では高めですが、素材と技術、客層を買うという意味では妥当です。チャージはゼロ円と良心的。大好きなお店です。
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