自由が丘特集。前回に引き続き「知られざるディープな自由が丘ツアー」です。16:50集合。幸せとは明るいうちから気の置かない仲間と酒を飲むことである。
連れが予約しておいて下さいました。17時の開店と同時に飛び込むと、既に座席の半分近くが埋まっており、その数分後には満席。
生ビールで乾杯。泡の肌理が滑らかであり、黄金色の液体も新鮮。ああおいしい。
鶏の種類は「砂肝」「手羽」「モモ」の3種のみ。イメージ写真はもちろん、金額も記載されておらず、どの程度の量を注文すれば良いのかさっぱりわからない。
「初めてお邪魔するので色々教えて欲しい」と店員に相談すると、明らかに面倒臭そう、いや、メンディーを通り越して迷惑そうな表情をされました。2017年1月度ワースト・サービス賞を贈呈です。
お通しにオニオンスライス。完全に辛味が抜かれており食べやすい。
「お漬物は浅漬けと古漬けの2種あります」との説明に、「じゃあ両方で」と即答するギャル。発想がグルマンである。
こちらは古漬け。当たり前ですが浅漬けよりもしっかりと漬かっており深みとコクがあります。私はコチラのほうが断然好き。
砂肝。おお、これは美しい。生真面目な園児に磨き抜かれたドングリのように輝いています。ザクザクとした歯ごたえが心地よく、ビールの蒸発を後押し。
手羽。20分近くじっくりと揚げられた雛鳥。細い骨であれば煎餅のようにカリカリと食べきることができます。皮の旨味に鶏肉の新鮮を感じます。肉というか、可食部は意外に少ない。カリカリと骨と皮を味わうオツマミです。
モモ。なるほど脂が豊かであり噛み締めるためにジューシーを体感することができます。身はふっくらしっとりとした柔らかさであり、肉そのものの味が濃いかと問われれば少し違うかもしれませんが、総体的にはとても満足できました。
〆に鶏スープ。博多水炊きのトロトロとしたスープとは異なり極めて清澄です。これはこれで有栖川。
お会計はひとりあたり3,000円。うーん、大して飲んでない割に高いなあ。確かにどれも美味しくはあるのですが、まあ3,000円ならそりゃそうだよね、という肌感覚。鮫洲の「ひな鳥そのだ」のほうがバラエティに富んで色々注文できて、私にはしっくりきたような気がします。
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