それでは別府の見どころをダイジェストでお届けしましょう。
■別府海浜砂場
別府住民が、「知人が訪ねて来たらまずはここにお連れする」という温泉。温泉熱で温められた砂に体を埋めてもらい15分。正直効能があるのかどうかは不明ですが、真っ青な空を眺め、波の音を聴きながらポカポカ過ごすのは新鮮な体験です。カメラ持込OKで、気のいいお姉さんがいっぱい写真を撮ってくれます。
砂湯の後はシャワーで砂を落とし、内湯へ。ザボンがプカプカと浮かんでおり、それを沈めたりクルクル回したりして童心に返る。
番号札を渡されかなり待つこともある(私は1月3日10時に訪れて60分待ち)ので、お向かいのツタヤで立ち読みして時間を潰すと良いでしょう。
■レストラン東洋軒
大分市の発表に対し別府市が異議を申し立てるなど、大分県内が戦時中となる原因を作ったお店。詳細は別記事にて。
■鉄輪温泉
かんなわおんせん、と読みます。別府海浜砂場からタクシーで10分1,000円ぐらい。別府駅周辺からバスで行こうとすると30~40分近くかかるので、時間が限られている方はタクシーを使ってしまうほうが良いでしょう。なお、別府のタクシーは迎車料金がかかりません。これ豆な。
鉄輪温泉は共同浴場や旅館が集まる情緒豊かな温泉地。石畳の隙間や側溝からモクモクと湯けむりが立ち込める様は冬のNYを想起させます。温泉蒸気を利用した「地獄蒸し」という調理でも有名なのですが、90分待ちだったので諦めました。
「別府地獄めぐり」もすぐそば。我々は数年前にお邪魔したことがあるので今回はパスしましたが、地獄めぐりと鉄輪温泉はセットで行くと効率的。
■ひょうたん温泉
鉄輪温泉にある、スーパー銭湯的システマティックな共同浴場です。750円と安価。複数の温泉と食事処があるのですが、公式ウェブサイトで謳うほど巨大ではなく、ものすごくのんびり滞在しても1時間程度です。
■別府温泉
宿泊しない方には駅から徒歩10分程にある「竹瓦温泉」がオススメ。唐破風造りに圧倒される外湯であり、道後温泉級の風格があります。九份よりも千と千尋感が強い。
■べっぷ駅市場
別府駅南の高架下にある市場。ある程度食べ歩きもできるそうなのですが、我々が訪れたのは1月3日であったため、9割方の店が閉まっていました。
■ちくわサラダ
「ちくわサラダ」を知っていますか?熊本の郷土料理であり、熊本の弁当屋「ヒライ」が始めたお惣菜です。ポテトサラダをちくわの穴に詰め天ぷらにしただけの、その発想はなかったわ的料理です。
たまたま実地調査で訪れたスーパーのお惣菜コーナーに「ヒライ」のものが置かれていたので、嬉しくなって買ってしまいました。味はご想像の通りです。隣の唐揚げは「別府デカ弁本舗」という駅前にあった惣菜屋で買ったものです。後述のビールと共に船内で。
■お土産
カボスが有名なので、カボスのクラフトビールとハイボール、ジュースを買いました。いずれも妙に甘ったるくカボスの良さが台無しです。ビールに至っては添加物が多すぎるのか、酒税法上は「発泡酒」に分類されている有様。
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