ランチに新栄の話題店へ。2016年11月にオープンしたばかりの新店です。
いくら立ち食いとは言え、きちんとした職人さんが握ってくれてこの価格はミラクル。
小さな喫茶店の居抜きのような風情。12:30頃にお邪魔して3人の列。10分ほど待ちました。時間が読みづらいので、余裕を持ってどうぞ。
イカ。歯ごたえがあり、甘い。回転寿司とは一線を画す味わい。
ハマチ。弾力があり魚の味も濃い。この時点で1,500円でこのクオリティであれば充分だなと納得です。
ブリ。ちょっと熟成しているのでしょうか、先のハマチとは方向性が異なりじっとりとした味わいです。
キハダマグロ。やや水っぽく旨味に欠ける。
本マグロの中トロ。この価格帯でまさかとは思いましたが、なるほど値段相応の味わいです。筋が多く深みに乏しい。まあ、1,500円なのですから仕方ありません。
赤だしは結構美味しい。繊細な出汁を要求できない分、わかり易い味付けとたっぷりの三つ葉で幸せな気分に浸れました。
サーモン。費用対効果の高い食材。コッテリとした脂が口の中で爆ぜ大満足。
アジ。新鮮さには欠けるものの及第点。
ホタテは小さく細く、味わいも薄いので残念賞。
エビは中くらい。
アナゴは結構なサイズであり調理も凝ってます。口いっぱいに広がる甘さと野性味。
鉄火とかっぱ巻きは潔いシンプルさ。海苔はちょっと美味しい。
玉子も回転寿司ほどのプレタポルテとは言わないものの、限りなくそれに近いレベルでした。
追加が必要であればカウンターにあるプレートをお店の方に提出します。1番高いネタは500円ぐらいでした。行列は絶えないので、追加注文をしないのであればソクサリしましょう。
冒頭は「おっ」と思いましたが途中から失速し始め、最後の最後には「まあこんなもんか」と軟着陸しました。1,500円という意味で、極めて現実主義的なお店です。
いくら立ち食いとは言え2人の職人で7席を相手にしているので、一通り食べるにはそれなりの時間を要します。ご飯食べながら歯磨きするぐらいせっかちな方は心していきましょう。
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