名古屋駅から直線距離ではそんなに離れていないのに、すごく不便な場所にあります。
最寄り駅は「ささしまライブ」。すごく変な名前。英語表記が「raibu」ってもの納得いかない。まあ「天王洲アイル」も「品川シーサイド」も良く考えれば変な名前なので、慣れの問題なのかもしれません。
駐車場付きの立派な店構え。開店と同時に続々と高級車が乗りつける。
中庭を望む素敵なお部屋に通してもらえました。この他、小上がりや個室ひいてはバーカウンターなど、鰻屋にしては多種多様な席が用意されています。
ひつまぶし3,132円を注文。
鰻の量は一般的なそれよりもやや多いです。
お吸い物に肝は入っておりません。それでもしっかりとした出汁であり、個人的には結構好き。三葉の香りも涼しげです。
1杯目。うーん、ごはんが美味しくない。。。ベチャベチャのグズグズで、そこらの定食屋と変わりありません。清月のごはんと比べると、雲泥万里のごとき高き隔たりがあります。
ネギは太めのフレッシュタイプ。海苔は事前に鰻にまぶされているスタイルです。
2杯目は薬味をのせて。そう、焦げ目のつけ方も強烈で、香ばしいを通り越して火事場のような匂いがします。一方で、食感はフワフワ。どうしてここまで焦げた香りが立っているのにフワフワしているのか。止まったエスカレーターを昇るような違和感です。
お漬物はまあ普通。
お茶漬けにすると先ほどの焦げ臭い香りが幾分中和されます。珍しくお茶漬けで食べるのが一番美味しく感じました。
また、当店はタレを自分で好きなだけかけることができます。タレが強いお店は1~2杯目は苦痛でお茶漬けがちょうどよく、タレが弱いお店は1~2杯目が美味しくてお茶漬けが物足りなくなる。当店はタレ弱めでの提供で、自分で調整できるという良いシステムなのです。
したがって、4杯目もお茶漬けで頂いてごちそうさまでした。
あまりパっとしないお店でした。ごはんの炊き具合や鰻の焦げ目にどうしても分裂的な印象を抱いてしまう。酒でも飲みながら色んな料理を食べればまた印象は違うのかな。
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