年末年始に11日間のクルーズで海外へ vol.1~横浜の出入国スタンプ~


2010年に地中海・エーゲ海クルーズに行ってからクルーズ旅行にハマり、2012年は北殴クルーズ、2013年は横浜からクリスマスクルーズ、2014年はカリブ海クルーズ、2015年はパラオでダイビングクルーズと、毎年魅力的な船旅を楽しんできました。
そして2016年は横浜から年末年始台湾・九州クルーズです。

年末年始クルーズを開催している日本船は3隻で、ひとつは今回私が乗船した台湾・九州(年によっては沖縄)クルーズのぱしふぃっくびいなす号、残りふたつはグアム・サイパンクルーズの飛鳥Ⅱ号および、にっぽん丸号です。

いずれの航路も非常に人気が高くプラチナチケットと化しており、毎年応募するものの抽選で漏れてばかり。2015年に至っては、飛鳥Ⅱが南極クルーズ(期間は3ヶ月!)へと進路を変え、その結果他の2隻に予約が殺到することが見込まれたため、応募すら諦めたほどです(その代わりにリッツカールトンでのカウントダウンイベントに参加し、それはそれで楽しかったけど)。

このままチャンスの順番を待っているだけでは何も掴めないと決心し、べらぼうに年会費の高いクレジットカードに入会し、そのコンシェルジュ・デスク経由で予約する作戦に変更。事前に要望を伝えておくと、船の予約開始日の午前早々に電話があり、あっさりと「予約できましたぁ」。ううむ、世の中正攻法だけじゃ限界があるのですね。

ちなみに彼らの仕事ぶりは微に入り細に穿ちパーフェクトであり、予約の手配はもとより、なんと台湾の入国書類や日本の税関書類にまで全て記入を済ませていて下さいました。後は私が自筆で署名するのみという、大統領にでもなったかのような錯覚。
12月26日(月)。飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、そして我らがぱしふぃっくびいなすの3隻が横浜大さん橋に集結。前日までのクリスマスクルーズから装いを新たに、年末年始クルーズへ出港です。
大さん橋に到着すると係員が荷物を引き取りに飛んで来てくれます。チェックインを済ませ、いよいよ出国。大さん橋ホールに臨時のイミグレが設置され、横浜からの出国手続き。このイミグレの風景は非常にシュールで一見の価値ありなのですが、写真におさめることができなかったのが残念。
係官も慣れていないのか、ダイヤルを1年間違えて押してしまいました。
ルームキーならびに決済用のカードを受領。船内での支払いは全てこれ一枚でOK。
我々の船室。18平米ぐらいでしょうか。下から2番目の窓も開かない高くない部屋なのですが、収納は余りあるほどあるし、トイレもシャワールームも完備してあり機能的です。少なくともおがさわら丸の一番高い部屋よりは魅力的。
船内新聞。文字はもちろん、会話でさえも全て日本語でまかなえるのが日本船の美点。一方で、船内にいる全員が日本語を理解するので、海外でのクルーズのように好き放題の会話はできないのでご注意を。
避難訓練。救命胴衣を身に着けて、我々の救助艇のもとへ集合。このあたりは国際ルールに則ってしっかり実施。
出港パーティ。門出を祝って飲み物が振舞われます。
お見送りの皆様に紙テープを投げ、埠頭と船体を繋ぎとめるのですが、これが中々難しい。テープ1本じゃ飛距離が足りないのです。2つのテープを紐付けた上で左手人差し指にトイレットペーパーよろしく芯を指し、右手で大きく振りかぶってもう片方のテープを投げるとうまくいきます。気づいた時には離岸していたけど。
ベイブリッジをくぐり抜け、大海原へ。

掲示板に貼られた航路図に誤りがあったので、手近なスタッフに指摘する。大変感謝され、部屋番号ならびに氏名まで尋ねられました。いや、たまたま気づいただけなのにそんな仰々しい。「細かくてうるさい客」としてブラックリスト入りしていたらどうしよう。


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