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フランス帰りのパティシエールならびにショコラティエールと落ち合い、会場を巡る。
真っ先に向かったのはフランソワ・ジメネーズ。今年からの出店であり、相場感がわかっていないのか、ボンボンショコラ16個入りが2,916円という無茶苦茶な価格設定。普通であれば6,000円前後ですよ。しかし既に時遅し。瞬殺で完売です。
気を取り直してナオミ・ミズノ。水野さん本人が普通にシール貼りとかしてて心和む。通りがかったモリ・ヨシダが「おーぅ」みたいな感じで水野さんと立ち話し。世界のトップショコラティエがそのへんをウロウロしている状況に大昂奮。
杏と死海の塩がテーマ。連れが「これは本当に美味しいよ」と薦めてくれたので迷わず購入。
食べ歩き用にソフトクリームを。見た目ほど重くなく軽やかに胃袋に落ちていきます。旨い。あと10本食べれるぞ。
気合を入れてランチ抜きだったので、続いてグラッセ。ヨシノリ・アサミ。
奥からミルクチョコ、アールグレイ、クプアス、アップルパイ、ビターチョコ。1個入りか2個入りしか用意が無いのに「3つ入りでお願いします」と無理難題を吹っかける連れ。それでも何とかなるのな世の中です。
私が一番好きなのはアールグレイ。研ぎ澄まされた茶葉の味は上品の塊。面白かったのはクプアス。アマゾン原産のカカオに近いフルーツであり、バナナや洋梨のような味わいです。
ちょうど青木さんがいたので少しお話させて頂き、サインまでもらっちゃいました。そう、私はミーハーなのである。
サロン・デュ・ショコラ限定品をゲット。マダガスカルやコロンビアなど、カカオの原産地別の味わいを楽しめるショコラがずらっと12種!
東京焼きは極大サイズのマカロンが丸々ひとつ入っています。ジンワリとした熱でトロットロにショコラが溶けてゆく。これで381円は奇跡。本日一番のスイーツです。
これを口いっぱいに頬張っている際に「あ!いつも読んでます!」と読者の方より声をかけられ、モグモグしながらうまくリアクションできず失礼しました。
パリ直輸入のクロワッサンも山盛り。
エシレバターたっぷり。バターは関税がべらぼうに高いですが、クロワッサンとして輸入すればタックス・ヘイブンです。
JPHへ。緊張しながらもムッシュ・エヴァンにフランス語でご挨拶させて頂きました。私が手にしているのはグアヤキル(産地名)のタブレット。サロン・デュ・ショコラ限定品。
今回最も列を長くするのはパティシエ・エス・コヤマの物販、もしくはJPHのクレープでしょう。オレンジ味とチェリー味の2種をご用意。生地そのものからふんわりとショコラの香りが漂い至福のひととき。
フランク・ケストナー氏を発見。相変わらずイケメンである。
5個入りは3,024円なのですが、36個入りは8,856円という大幅なボリュームディスカウントが悩ましい。20秒ほど迷った挙句、私は5個入りを購入。連れは36個入りを2箱買っていました。
ベルナシオン。リヨンにしか店舗を構えない超高級ビーン・トゥ・バー・ショコラティエ。
なんとタブレット1枚で3,240円。しかしフランス帰りの連れから「ここは本当に美味しい。絶対に間違いない。今は並んでないからチャンスです!」と猛烈プッシュ解説を受けたので慌てて購入。
それにしても、やはりプロにお連れ頂くのは快適ですね。私の無知を優しくサポートしてくださいます。顔も広く、「あ!○○さーん!」のように数分おきに声がかかる。
カカオパルプのスムージー。カカオパルプとは、カカオの実の中の種を包む白い果肉の部分。
初めて口にしましたが、ライチのような元気いっぱいのトロピカル味。チョコレートと原材料が同じとは全く思えず興味深い。
ビーン・トゥ・バーへの取り組みに本腰を入れ始めた明治。巨大なブースを構え、カカオの実からどのようにチョコレートができあがるかを粉骨砕身説明して下さいます。
興味深いのはホワイトカカオ。世界的にも希少なホワイトカカオはそれだけで豊かな甘い香りを半径5メートルに漂わせます。数量限定発売なのでお早めに。
イベントスペースではモリ・ヨシダの講演会。昨年もそうでしたが、お金を払って着席せずとも意外と立ち見で丸聞こえです。なんとも大らかな姿勢。そうだ、チョコレートはみんなのものだ。
また、やはり東京国際フォーラムは良い会場ですね。天井が高く開放感があり、音響も温度もちょうどいい。非常に快適。それにしても年々規模が大きくなるなあ。来年は東京ビックサイトだったりして。
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男、かつ、左党の割にスイーツも大好きです。特にチョコレートが好きですね。JPHが基準なので、スイーツの評価は厳し目かもしれません。
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難解な理論をユルいトーンで柔らかく読み解く専門書。チョコレートに係る基本的な素養から、文学や映画など芸能との関係まで解かり易く解説。ぜひチョコレートを食べながらのんびりと読んでみましょう。