シェフは元力士。角界引退後にイタリア料理人へと転向。私の知る限り、そのような来歴のイタリア料理シェフは彼のみです。なるほど恰幅が良く逞しい料理が期待できそう。
1,000円のパスタランチを注文。驚きました、しっかりとしたソップレッサータが前菜として出てくるのです。
ソップレッサータとは豚肉の内臓の煮こごりと言ったところでしょうか。豚頭・豚耳・豚足・豚舌などを柔らかく煮込み、味を整えて型に流し入れて冷やし固めるサラミみたいなものです。1,000円のパスタランチでここまで手の込んだ前菜を出せるのはお見事。
パンは中くらい。前菜のレベルが高すぎたので、相対的に普通に感じてしまいました。
パスタはタリアテッレ(きしめんみたいな麺)をタマネギとベーコンのアマトリチャーナ(トマトベースのソース)で。雪のように振り掛けられたチーズが食欲をそそります。
口に含むとベーコンの旨味が爆発。山ほどのベーコンが入っており豪快。一方で、麺の茹で加減はイマイチで、もうちょっと食べ応えを感じる食感を残して欲しかった。
とは言え1,000円でこれだけのランチを食べることができるのは素晴らしい費用対効果です。次回は夜にチャレンジしてみたい。
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