酒肴 omborato（ハイアット リージェンシー 東京）／都庁前


ハイアットリージェンシー3Fのカジュアル和食。酒は焼酎や日本酒だけでなくワインも取り揃えているとのこと。店名の「おんぼらあと」とは石川県の方言で「ごゆっくりと」を意味するらしいです。
ランチセットの海老天重を注文。「小鉢、海老天重、茶碗蒸し、香の物、椀、デザート」が出るとは伺っていたのですが、全部一気提供にうろたえました。天ぷらは揚げたてが一番なのは当然として、茶碗蒸しもアツアツのままに食べたいし。。。
茶碗蒸しとお椀は冷めにくいと判断し、メインの海老天重から手をつけることに。海老が2本にナス、レンコン、ししとう、サツマイモ、エリンギ（？）です。

海老はカウンターの天ぷら屋では中々お目にかかることの無い巨大サイズ。決して大味というわけでなく高品質。衣も負けじと分厚いので、これ2本だけでかなりおなかが膨れます。

その他の野菜たちは決して悪くは無いのですが、先の海老の存在感に霞んでしまい、あまり記憶に残りませんでした。
味濃い目原理主義の方向けに、追加のタレが自動的に付帯します。これだけでごはん1杯いけちゃうぜ。
キノコが入ったお味噌汁はハッキリと濃い味で私好み。
茶碗蒸しはカマボコ、鶏肉、銀杏のみと極めてシンプル。これであれば今日びの回転寿司の茶碗蒸しのほうが海鮮が詰まっていてゴージャスですね。もちろん生地自体は平均的に美味しいのですが、もうちょっと迫力のある茶碗蒸しのほうが好みです。
香の物は一般的なものです。
小鉢は何でしょう。たくあんのように歯ごたえのある大根みたいなものでした。先の香の物とベクトルが同じでバラエティに乏しい。
 デザートはプリン。卵黄が濃厚であり、カラメルの甘さがそれに寄り添う。手抜きなし。本日一番のお皿です。
コーヒーもプリンと同様に高レベルでした。

コーヒーを付けなければ2,376円で収まります。ホテルでの外さない接客ならびにオペレーションの良さを考えると、まずまずの価格設定ではないでしょうか。

昼時に新宿に用事があって、そんなに時間は無いし予約もしてないけど、外したくもないという状況にぴったりのお店だと思います。

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