チーズをめぐる冒険 vol.3~軽く電通入ってます~

Airbnbにつき、滞在先のホストにアプリ越しでどうやってチェックアウトすれば良いのかを聞くと、「鍵を部屋に置いて出てってくれればそれでOK」とのこと。お金はアプリ上でのクレジットカード決済で、直接の現金のやり取りは無し。なんともアーバンな関係である。
さて、ニースへの移動はオルリー空港よりLCCで。荷物も大きいことですし、駆け出しのUBER厨である私は当然にUBERを呼ぼうとするのですが、忙しい時間帯であったためか100ユーロ近くを要するという見積もり。

それではと流しのタクシーを捕まえようと大通り沿いで数分粘ってみると全てが満車。仕方がないのでグーグル先生に尋ねると、地下鉄とシャトルバスを乗り継いで行けとの指示でした。
なぜフランスで軽やかにネットサーフィンできるかというと、羽田でwifiルータを借りてきたのです。本当は自前のwifiルータを使用したかったのですが、カリフォルニアで購入したそれはSIMロックだかなんだかでアメリカ国内でしか使えないとのこと。

であればSIMフリー端末を日本で買ってフランスでSIMを買おうかとも検討したのですが、ガジェットヲタの友人から「2Gだの3Gだの4Gだの規格はしょっちゅう変わるから、余程頻繁に海外に出かけない限りは買わないで借りたほうがいい」とのアドバイスを受けたので、1日1,000円でレンタルすることにしたのです。やや割高には感じますが、フランスに着いた瞬間に電源を入れるだけで使えるというのは安心感。
オルリーはLCCが中心の空港であるためか設備が充実していません。せっかくプライオリティ・パスを持っているのにも関わらず、そもそもラウンジ等が設置されていない。美味しくもない軽食に非人道的な金額を支払うのもアレなので、ラデュレのマカロンを少しだけ齧り空腹をごまかします。
パリから1時間と少し飛ぶだけでもう絶景。絵の具で塗りつぶしたかのような地中海の青さに古き良き街並みが続く南仏。コート・ダジュール(紺碧海岸)と呼ぶフランス人のセンスは軽く電通入ってます。
ニースでの滞在先は街いちばんのホテル、ネグレスコ!
のすぐそばにあるアパートメントのAirbnbです。ここは堂々と「Airbnbはココ!」みたいな表札が掲げられていました。
数日前まではAirbnbについて懐疑的に記していましたが前言撤回、こんなにイケてるベッドルームを1泊10,000円以下で利用できるだなんて最高かよ。
長旅おつかれさんと、ホストのおばちゃんが早速コーヒーを出してくださいました。パリのAirbnbはプロがビジネスライクに運営していましたが、ニースのここでは巣立った子供の部屋を持て余しているから貸し出すか、のようなノリです。
ホストの夫婦と共用のバスルームは隅から隅までピカピカに磨き上げられています。
バスタブこそないものの、機能的なシャワー設備と清潔なバスタオルは上質な滞在をお約束。訪れてものの数分でこの部屋に恋をしてしまいました。
一旦妻と別れ、隣町のカンヌに出張に来ている友人がニースまで来てくるということで、海沿いのレストランで待ち合わせ。詳細は別記事にて。
夕食は日本人フレンチの雄、keisuke matsusimaへ。フランスの地において外国人としては史上最年少でミシュランの星を獲得した逸材。詳細は別記事にて。



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