各店のスペシャリテがワンコインで食べることができるという慈悲深いイベントは残念ながら終了してしまいましたが、配達料無料キャンペーンは継続中。
配達員の動機を考慮すると、おそらく1配達あたり800~1,500円の配達料は必要となるでしょうから(注:私の勝手な予想です)、いずれにせよUberEatsを使い倒すのであれば、今がチャンスであることは間違いありません。
ところで、UberEatsにおいてもハロウィンイベントが企画されていました。 開催期間中にデザートを注文するとハロウィングッズがもらえます。
ジャック・オー・ランタンの帽子は手軽にハロウィン気分を演出できてグッド。箱に入った粒々はチョコレートであり、「カルディ」と書かれていました。UberEatsのビニールナップサックとステッカーが2枚はちょっと用途に困る。平たく言えば超いらない。誰か欲しい人いますか~?
さてさて引き続き、UberEatsで試したレストランの数々をご紹介。
■トラジ/新橋
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13199826/
焼肉チェーンの中ではトップクラスに有名なトラジですが、私は利用したことがありません。UberEats様よりワンコインキャンペーンという挑戦権を得たので初チャレンジです。
蓋を開けて腰を抜かしました。たった500円でこんなに豪華な弁当がやって来るとは!
焼肉というよりも育ちの良いサイコロステーキ丼がやって来たという気分。ひと口ひと口運ぶごとに驚きの連続。しっかりと旨いのである。フォルクスなどのステーキチェーンを凌駕する質の良さ。1日に2度注文する女がいるのも頷けます。
5種のキムチも決してオマケという位置づけではなく、筋目正しい味わいです。成城石井のキムチと同等かそれ以上。
ユッケジャンスープは何とか漏れないようにと透明なミイラのようにラップで包まれています。汁を飛ばさずに開けるのは中々に難しく、流し台で御開帳したほうが良さそうです。
ユッケジャンスープも自宅で食べる韓国料理としては最高峰の出来。程よい辛さに様々な食材から抽出された旨味成分。ううむ、チェーン店と侮っていましたが、しっかりと美味しいお店です。今度はリアル店舗に行って見よう。
箸袋にガムが入っていました。韓国料理屋レジ横の味気ないガムとは異なり、立派にロッテ産でした。
■台湾麺線/御成門
https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13174075/
麺類をデリバリーすると伸びちゃってグダグダになってしまうのが通例ですが、麺線であれば大した問題とならないのではないかとチャレンジ。
麺線とは、ソーメンを蒸した細い麺を温かいとろみがあるダシが効いたスープで煮込んだものです。
注意書きにある通り、箸で食べるのではなく、レンゲで食べるのが本場流。
なるほど確かに麺がクタクタに煮詰まっており、この食感であれば箸よりもレンゲのほうが食べやすい。
肝心の味ですが、よくある街の中華料理屋の、酸っぱくない酸辣湯麺といったところ。決してまずいわけではありませんが、記憶に残りまた食べたいと思うほどのものでもありません。
やはり麺の存在感が希薄なのが救いがたい難点です。食感に乏しく病院食のように錯覚してしまう。たまにグイという歯ざわりがあったかと思うと、臭みの残るホルモンであり、私は好きになれませんでした。
セットの魯肉飯。八角のきいた角煮のそぼろご飯のようなもの。正統的な味わいで、高菜によるアクセントも楽しいです。
今回は麺線の大サイズと魯肉飯の小サイズのセットでしたが、個人的には魯肉飯の大サイズを中心に添え、麺線はあくまでスープという位置づけで小サイズでも充分な気がしました。
茶葉蛋という、茶葉と香辛料で卵を煮込む料理です。八角がきいており魯肉飯と同じベクトルの味わい。ただし殻を剥くのが面倒だし、これで200円は高いなあというのが率直な感想です。
■かれー麺 実之和/赤坂
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13145819/
先の麺線はそもそも髪の毛ほどの細さであるため、実店舗で食べようとデリバリーであろと大差ないでしょうが、当店の麺は極太麺。その太さが裏目に出てしまい、完全に歯ごたえを失った延びきった麺に成り下がっていました。ただしこれは店のせいではなくデリバリーを要求した客のせいである。
スープそのものは万人ウケする美味しさです。少しトロみがあって、蕎麦屋のカレーのような安心感があります。ネギや豚肉は気前良くたっぷりと入っており、実店舗で是非食べてみたいと思わせてくれる味わいです。
ツマミに「てばから」も注文。5本入りで800円。世界の山ちゃんのおよそ倍額です。
スパイスはスナック菓子のようなわかりやすい味付けで美味しく、肉質も上々。ただし山ちゃんの倍の価値があるかというと首を縦に振ることができません。やはりモチはモチ屋なのかなあ。
■サニーダイナー/六本木
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13195797/
デリバリー専業という変わったハンバーガー屋さんです。スペシャリテのアボカドサニーバーガーは1,500円弱いという強気の価格設定。ヘナヘナにならないよう、野菜は別盛りでやって来ます。
野菜を挟み込んでかぶりつくのですがイマイチ。。。バンズはパサついており、コクに乏しい。パティはペラペラでジューシーさに欠け、肉を食べる歓びを感じることができません。
一方、ソースはタルタルソースのテリヤキ味といった風情で、なかなか美味。カリカリと歯ごたえのあるポテトをソースに漬けて食べる瞬間が一番アガりました。
これならバーガーマニアのほうがレベルは格段に上。ハンバーガーって、肉を挟めばどこも一緒ってわけじゃないのですね。色々と考えるきっかけを与えてくれたお店でした。
■himel/麻布十番
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13095408/
商店街入口にあるジュースバー。「けずりミックス」と称し、イチゴ、モモ、ブドウ、パイナップルを丸ごと削って練乳をかけたもの。
薄く削られているわけではなく、適度に食感が残る薄さであり、何を食べているのかはっきりとわかるのがいいですね。練乳もクドクドした甘さは一切なく、フルーツの甘味と酸味を引き立てる名脇役です。
「グリーングリーン」は小松菜、バナナ、マンゴーが入っています。これで500円弱はちょっと高いかな。。。
「キウイバナナ」はキウイ、バナナ、豆乳。バナナのもったりした甘さと食感を想像していたのですが、予想に反してサラサラな喉ごしであり、味わいも爽やかでした。それでもこれで500円弱は。。。200円ぐらいにして欲しいなあ。
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13025937/
モダン焼き、そばメシいずれも1,700円前後といい値段するなあとビビりながら注文。届いて納得、ポーションが極めて大きいのです。ネギの量も大盤振る舞い。ふたりで食べてしっかり満腹になることができました。
そばメシはキムチ味が主体。キムチや牛スジ、コンニャクなどの具材がたっぷりと入っており、ごはんやそばの量が相対的に少なく感じられ嬉しい悲鳴。個人的にはソース主体の味付けのほうが好みなのですが、それはまあ人それぞれかもしれません。
モダン焼き。こちらはそばの量が圧倒的。普通の豚玉プラスαぐらいのつもりで臨むと予定外に満腹になります。ただし味そのもは一般的なモダン焼きのそれでした。
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