新宿界隈に住む信頼のおけるグルメ女子ご推奨の羊肉料理の店。
入店して驚き。肌の色が浅黒く、目鼻立ちがはっきりとした外国人店員が威勢良くサービスしています。「ビストロ」の語感から、洒落っ気のある店を想像していたのですが、ノリとしては一族みんなで楽しくやっているインド料理屋のそれです。
当然に相席であり、50代のハゲでデブなおっちゃんとテーブルを囲むことになりました。笑ってはならない。いずれ我々も行く道である。
メニューを見て驚きました。どのランチセットも600円台なのです(画像は公式webサイトより)。代々木駅徒歩5分の相場の半額ではないか。これだと大した量も出て来ないんじゃないかとの疑念が生じ、足りなかったらもう1セット注文してやろうと策謀する。
ランチセットに付随するパン。ハンバーガーのバンズのような形で面白い。手で千切ろうとすると飛び上がりそうにアツアツで嬉しくなります。香りを取るとオリーブとバターの芳ばしさが堪りません。味も申し分なく、600円かそこらのランチセットのオマケパンとしては世界トップクラスではないでしょうか。
スペアリブとシシカバブのセットの到着。これがまたデカくて嬉しくなる。Lサイズの宅配ピザほどの大きさの皿に、スペアリブ2つ、ケバブ2本、ライス、サラダ、スープが盛り付けられています。
スペアリブ。日本で「スペアリブ」というと、豚肉のそれを指すことが多いですが、当店はもちろん羊肉。
手にとって大口を開け、勢い良くかぶりつく。こちらも後のカバブと同様に羊肉特有のクセがありますがこれもまたおかし。
それにしてもポーションである。この値段では信じられないほどの大きさが2本もあります。普通のスーパーで材料として買っても同額かそれ以上はするのではないでしょうか。
カバブはやや臭い。私は世界中の料理を分け隔てなく食べるタイプなので、この香りがまた良いと感じられるのですが、クセのある料理が苦手な方は避けたほうが良いでしょう。スパイスが大量に用いられており食欲が刺激される。
スープは表現し辛い 妙ちきりんな味わいで不思議とクセになる味わいです。
お隣のスペアリブの肉汁がカップの底に流れ着いているので、そのまま飲むと底からポタポタ落ちるので気をつけましょう。私は淡い色系のパンツの社会の窓にポタりと落ち、真昼間から絶望することとなりました。
サラダはまあ普通。可も無く不可も無く。
ライスは可愛らしく盛りつけられていますが茶碗一杯以上あります。先のパンと併せて食べれば、普通の成人男性であれば満腹であり、「足りなかったらもう1セット注文」などは夢のまた夢。
ちなみに向かいのハゲデブはステーキを注文。これもまた旨そうです。しかし嫌な予感は当たるもので、盛大にクチャ食いを始めるのでゲンナリ。クチャ食いとワキガは公衆衛生のために税金で矯正すべきである。
焼きバナナとコーヒーのセットがたったの140円追加で注文できたのですが、満腹だったので今回はパス。しかし近くの女性に届けられたそれをみてやや後悔。非常に美味しそうに盛り付けられており、見るだけで別腹が空く。次回は注文してみようっと。
Follow @takemachelin
関連記事
飲んで食べて5,000円を切るフランス料理店をまとめました。ただ安いだけでなく、きちんと美味しいです。
- ラミティエ/高田馬場 ←二郎系フレンチ。都内で最も費用対効果が良い。
- ル バーラ ヴァン サンカン ドゥ/麻布十番 ←成城石井経営。良い店なのですが、人気がありすぎて2時間で出て行けプッシュがすごいのが残念。
- ビストロウオキン/新橋 ←カニクリームコロッケのアメリケーヌソースに悶絶。
- ルフュージュ/安里 ←沖縄のディープな街に輝くフレンチ。
- レスパス/恵比寿 ←ワイン飲み放題込みで5,000円切ります。
- ら・ぴぇにゅ/恵比寿 ←ビスクが絶品。デザートワゴンも吉。