ピッツァランチ1,200円を注文。前菜またはサラダを選択した上でピッツァの種類を選択。さらには飲み物をチョイス。入店から着席、注文までを流れるような一連の動作で注文したのですが、水や前菜の提供速度が驚くほど遅かったです。
前菜。エダマメのオムレツにエスカベッシェ(魚の南蛮漬け)、生ハムです。つくりおきであるためか、熱くもなく冷たくもなく、全体的にぬるい皿です。もちろんオフィス街のランチタイムは戦場であることは承知しているので多くは望みませんが、客の殆どがはけてしまった時間帯であればもう少しアレして欲しいところです。
オムレツは中の下。卵がボソボソで舌触りを楽しめません。エダマメがたっぷり入っていたのが唯一の救い。
エスカベッシュは上々。暑い1日だったので、もう少し塩味と酸味を強いほうが私は好き。
生ハムは外すことなく美味しかった。パンと食べるとちょうどええ。
前菜が届いた数十秒後、焼きたてアッツアツのマルゲリータが登場しました。うーん、さんざん前菜で待たされた挙句、結果的に机の上を渋滞させられたりすると、せっかくのピザの美味しさも中ぐらいである。
しかし私に対するサービスなど可愛いもので、隣のテーブルはピッツァの後に前菜が届いたり、さらに隣のテーブルは前菜の提供を完全に忘れていたりと事態は深刻です。スタッフみんなピークタイムを乗り切って魂が抜けちゃったのかなあ。
ピッツァ自体は可もなく不可もなく。「ナポリピッツァ!」と威勢が良い割には生地の旨味に乏しい気もします。まあ、これだけ食べて品川で1,200円であればそんなものかもしれません。
ちなみにこのエスプレッソはピッツァの進捗率60%の時点で供されました。無茶苦茶か。
ランチタイムど真ん中であればこのサービスレベルでも許容できますが、客の入りは3分の1であり、ラッシュを過ぎ客数と従業員数が対して変わらない状態であったにもかかわらずこのオペレーションは非常に残念。まあ、費用対効果はそう悪くないので、このようなサービスレベルを折り込み済みで入店すればまた印象は違うのかもしれません。
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- タランテッラ ダ ルイジ/白金高輪 ←前菜含めた総合力という意味では一番好き。
- ナポリスタカ/神谷町 ←東京タワー真下という立地に星型のピッツアというオリジナリティ。
- エンボカ/代々木上原 ←ヨーロッパを頻繁に出張する方も唸る丁寧な作りこみ。
- サヴォイ/麻布十番 ←まるで蕎麦屋。2種のみのピッツァを15分で掻き込んで駆け抜ける爽快感。
- SAVOY とまととちーず店/麻布十番 ←サヴォイのピッツァを腰を据えて楽しめる店。
- ピッツエリア ファッブリカ トクマル/元住吉 ←郊外でもキラりと光るリーズナブルなピッツェリア。