店内は、とりとめのないビールやらハイボールやらの貼紙と、店員間で飛び交う中国語。喫煙可。場末の中華料理屋そのものです(写真はぐるなび公式ページより)。
牛スジマーボー丼とミニ海老ワンタン麺のセットを注文。第一印象は量が莫大。胃袋を崇拝する私としても、これは食べきれないやと、食す前からギブアップ。
牛スジマーボー丼は、カレーのような出で立ち。その名に違わず牛のスジ肉がゴロゴロと入っています。「牛スジ○○」という料理とは名ばかりで飾りつけ程度にしか肉が入っていない不誠実な店が多い中、当店の牛スジ力は本物です。歯に挟まりまくるぐらい牛スジ肉が入っている。
味はやや甘め。しかし食べ進めていくうちに確かな唐辛子と爽やかな山椒の風味が響いて来、ジワジワと汗が噴き出してきます。旨い。
ミニ海老ワンタン麺。ミニと言えど一般的なカップラーメン程度の量はあります。海老ワンタンが3粒も入っており、プリプリ感がたまらない。そう言えば「プリプリ」という擬態語は海老にしか用いられないですよね、ということを飲み仲間が言っていた。
麺はラーメン屋の麺とは異なり、いわゆる中華料理屋の麺。スープも同様。ぶっきらぼうで、味が濃い。特に美味しくはありませんが、まあ、場末の中華料理屋の中華ソバとはそういうものである。そういう意味で、同じ場末の中華料理屋ながら、麻布十番の永新のスープの味わいは傑出しています。
その他、小鉢として豆腐や
モヤシがついてきますが、特長は無く、それこそオマケでした。
杏仁豆腐はアンズがきいたトロトロのそれではなく、ゼラチンでプツプツに固められた、特に美味しくありません。
成人男性であっても食べきれないほどの炭水化物が出され、はち切れそうになりながらお会計は880円。この界隈においては悪くない費用対効果です。ランチセットのメニューだけで数十あったので、また他のメニューも試してみたいと思います。
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